あらすじ
どこにも行かないことが、最高の冒険になる。
リアルでもネットでも、いたずらに動き回っては気の散る現代社会。
つながりの時代に必要なのは、立ち止まって、静かに佇むこと。内面を移動すること。
世界を巡ってきた人気の紀行作家が、レナード・コーエン、マハトマ・ガンディー、エミリー・ディキンソン、パスカル、
といった先人の言葉や瞑想・安息日といった実例を引きながら、「どこにも行かない」豊かな旅へ招待する。
Small books, big ideas. 未来のビジョンを語る。
人気のTEDトークをもとにした「TEDブックス」シリーズ日本版、創刊!!
「メールの自動返信を設定し、ランニングマシーンに乗っているときにテレビを消し、多忙な一日の(あるいは街の)中で
静かな場所を探す。こうした行為はすべてあっという間に思いがけないスペースを切り拓いてくれる。
〔…〕スピード重視の時代において、ゆっくり進むことほど人を活気づけるものはない。わたしはそう思い始めていた。
なにかと気が散りがちな時代において、物事に集中することほど贅沢に感じられるものはない。
そして、絶え間ない移動の時代において、静かに佇むことほど大切なものはないのだ」(本書より)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
数年前にブックフェアか何かで購入した本。買ったはいいもののあまり惹かれず読んでいなかった。今回じっくり読んでみたら内容が充実したすごい1冊だった。
禅や瞑想に関する本で、いい言葉が山ほどあった。眠れない夜に読んだので、心がほぐれていく感覚があった。そしていつの日かにみた、ただ地平線を眺めるだけの時間を思い出していた。
何度も読み直したいと思ったし、今日手に取ったことにもきっと意味があるのだな、と。面白くて寝れなかったけど、読んで良かった。
「ストレスに対する最大の武器は、ある考え方を別の考え方より優先させる力」
