【感想・ネタバレ】知の巨人 荻生徂徠伝のレビュー

あらすじ

江戸時代中期、儒学の世界を根底から覆した学者、荻生徂徠。幼い頃から書物に親しみ、父の江戸追放で上総に逼塞するも、独学で学問を身につける。その才と学識の深さから柳沢吉保に取り立てられ、徳川吉宗の政治にも影響を与えた。貧困、学者らからの無視、妬み交じりの反撥……どんな苦境にも学問への情熱を絶やさず、近代思想の礎を築いた不屈の天才。彼が追い求めた思想と、その生き様を描いた歴史小説の金字塔。解説・宇野重規

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

現代日本社会にとって重要な時代の積み重ねである江戸時代をつまらないものであったというレッテル張りはJHQの仕業であるというのはバレバレであるが(笑)、江戸時代とは面白い時代であった。
士農工商の厳しい身分制社会であったはずなのに、素浪人の子どもが学問の力だけで将軍のアドバイザーになれた。
自分の知や学問を求めて、武士や商人が師を探し、旅を続ける。
江戸時代の社会は、とってもダイナミックな社会であったのだ。
一番最初のGHQの話に戻るが、未だに洗脳されている方々も居られるように感じる場合があるが、「江戸学」なるもののさらなる隆盛を望むものである。
徂徠を中心に、綱吉、吉保、家重、吉宗、仁斎、白石などなど、人間関係がよくわかりその時代の雰囲気がよく理解できました。

0
2018年04月21日

「歴史・時代」ランキング