あらすじ
今こそ必読!「仕事と給与」を考え直す一冊。
日本的な「年功序列」も「成果主義」も間違っている!
これまでの経験や年功が通用しなくなっている今、上司・先輩の真似をしていても業績は上がらない。彼らとは違う能力とスキルが必要なのだ。いかに“自立”して稼げるかが、問われている――。
日本を代表する大企業までが赤字転落、次々と大規模なリストラを余儀なくされる中で、ビジネスマン一人一人の「稼ぐ力」がシビアに問われている。日本企業は今、何に苦しんでいるのか? 現在の低迷から脱却するために必要な人材とは何か? これから身につけるべき能力やスキル、仕事観とは……。
世界的経営コンサルタントによる最新&世代別「サバイバル仕事術」。
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Posted by ブクログ
今沈みゆく日本に必要なのは「稼ぐ力」なのだと、著者は断言する。
「稼ぐ力」とは、すなわち、余人をもって代えがたいスキルと意欲を持っている力である。
それを培うには、大志と目線の高さという土台に筋トレ(基礎の勉強)と頭の訓練を、そして働いたらゴールではなく学び続け、どんな難題でも解決できるスキルを積み重ねることが必須。そう述べている。
それは今まで大多数の人間には必要のなかったものであった。大量生産・大量消費時代には会社に「稼ぐ力」があったからだ。その時代に「会社を成長させてきた」と思っているおじさんたち(実際にそうなのかもしれないが)は、凝り固まった頭でどうすればこの国の危機を救えるのかうんうん考えている。65歳定年制?女性の活躍推進?裁量労働?いろいろ手を打っているが、著者のように本質を見極めている人がどれほどいるのだろう。
かく言うわたしも人気企業ランキング上位常連の会社に就職したこともあったが、無駄の多さ、くだらない常識に辟易した。そのときはうまく分析できなかったけど、この本に書いてある「仕事を定義できていない」という言葉がとてもしっくりきた。定型業務と非定型業務に分け、高い給料をもらっている人財は非定型業務に徹するべきなのだ。あの会社の人たち全員にこの本を渡したい。
自分の子どもには偏差値教育の犠牲者になってほしくない。自然と海外で学ぶ選択肢が目の前に現れるような環境を用意しようと決意した。
Posted by ブクログ
リーダーにとって、大切な資質は時代と共に変わっていく。変化を受け入れず、過去の成功体験に甘んじる国や企業の経営者。
今必要なのはリストラによる小手先のコスト削減ではなく、そのような人たちを再教育して、稼げる人材を育てると言うのは納得できる話に感じました。無駄に派遣社員や非正規社員を作り出す安易な誰でもできる政策よりも、リーダーの資質が問われる能力だと思います。
英語力を鍛えたり、新しいものを積極に取り入れていくなど、いくつになっても、勉強する姿勢が必要!し自分がもう少し若かったらなんて、思いもしましたが、今できることをやろうと思います。