【感想・ネタバレ】離愁のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

静かな語り口。丁寧につづられていくエピソード。ゆっくりと流れていく時間。多島氏の作品を読むといつも同じ感覚を味わう。
共産主義運動やゾルゲ事件など、そのあたりの歴史的な背景には全く疎い私だったが、それをモチーフに紡ぎだされた本作は、派手さはないが、読み終えてじわじわと何かが胸に広がる、余韻に思い切り浸れる秀作だった。

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2010年08月04日

Posted by ブクログ

すべてが済んでしまった後に過去を紐解いていく…、という設定に、蓮見圭一氏の「水曜の朝、午前三時」を思い出した。

カヴァーに書いてあった“渾身の純愛小説”というキャッチを見た時は少し気持ちが萎えて読むのをやめようかとも一瞬思ったが、そこは多島斗志之氏のこと、上手くミステリー風の味付けを採り入れて飽きさせない作りになっている。
文章も無駄なくきれいなので読みやすい。

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2009年12月23日

Posted by ブクログ

読んだきっかけ:100円買い。

かかった時間:3/16-3/18(3日くらい)

感想: 多島斗志之、2冊目。「症例A」が面白かったので買ってみた。内容は、家族の絆、人の気持ちの理解とか、そんなものか。
地味だけど、するする読めます。
舞台は戦後だけど、戦前、戦中を通してのエピソードを辿る物語です。最後は急ぎすぎてる印象。上下2冊くらいにして丁寧に堅ってもいいかも。

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2013年03月31日

Posted by ブクログ

物語の大部分が手紙であったり、回想であるため、淡々と進んでいく。
が、淡々とした中にも深い感情が見え、またその時代背景も詳しく描かれており、他にはない良作だと思う。

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2011年01月16日

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