【感想・ネタバレ】王太子妃殿下の離宮改造計画７のレビュー

斎木リコ / 日向ろこ

杏奈は、日本人の母と異世界人の父を持つ元女子大生。ある事情から異世界の王太子と結婚し、即別居していた彼女は与えられたボロ離宮の大改造や、社交に勤しんでいた。やがて、ずっと自分を守ってくれていた護衛隊長と将来を誓い合った杏奈は、王太子との離婚へ踏み切ることに。けれど、改造後の離宮が何者かの襲撃を受けたり、離婚手続きの申請が上手く通らなかったりと不運続き。しかも、王位を狙う者にも怪しい動きが……。それを警戒していた杏奈だったが、ある日、侍女を人質にとられて誘拐されてしまった！ 杏奈の安否と、離婚の可否の行方は――。大人気の痛快ファンタジー、大団円の最終巻！

[粒太郎 · ★★★★★]

負けるな新コロナ

ラノベで時間をやり過ごして新コロナ対処中ですが、このお話しを読むことが出来て楽しく過ごせました。話しの流れは王道ですが、王太子がなかなか外道道を貫いている期間か長いので心おきなく「馬鹿じゃねー」と感心しつつザマあ楽しみ！感たっぷりです。上手い具合に現実逃避出来つつ、楽しく長い展開になっています。新コロナ対策の不自由な気分をコレ読み切って放電しました（笑）ありがとうございます。

[ブクログ · ★★★☆☆]

離宮への襲撃やアンネゲルの誘拐などつぎつぎと不穏な事件が起こるが、それらを余裕で躱してしまう帝国の魔術力が凄い。人材もそろっている。その中でダグニーの身の振り方が気になっていたが、これでよかったのかな。ばたばたと大団円に向かう。最後まで、アンネゲルトとエンゲルブレクトの甘ーい感じは書かれなかったなあ。まあ純粋な恋愛ものじゃないんだよね。襲撃者を撃退する離宮の魔改造が面白い。