【感想・ネタバレ】汽車旅12カ月のレビュー

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Posted by ブクログ 2020年08月21日

中学時代に夢中になって何回も読み直した本。
(宮脇俊三先生の作品としては第3作ですが、私にとっては人生を決定づけた2冊目でした)
いい年した大人になって、痛風発作で歩けないどころか起き上がることさえできない今、あらためて(iPadのGoogleMapsとWikipediaで1つ1つ参照しながら)じっ...続きを読むくりと読み直してみたら、新しい発見が次々と。
あんなに夢中になって何回も読み直したのに、中学時代の自分の読書の浅さを思い知らされました。
例えば、1つ1つの地名や、列車の始発駅と行き先をGoogleMapsで確かめていくと、わかっていたつもりの部分もさらに深くなる。
多感な中学高校時代にiPadやGoogleMapsやWikipediaがある、今の若い人達がうらやましいです。
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読書の効能として、通算700冊から800冊を超えたあたりから、うさんくさい儲け話とか非科学的なダイエット商法とか、そういうインチキ人間に会った時にピンときて、だまされないようになる、って言うじゃないですか。
どういう本から読んだらいいかわからないなら、今までの読書量が圧倒的に足りてないということだから、何でもいいから手当たり次第に読め、片っ端から読んで読んで読みまくれ、とも。
でも、多感な思春期に夢中になって読んだ本を、あらためて1つ1つじっくりと読み直してみるのも、いいもんだな、と思いました。
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これを機会に、第1作の「時刻表2万キロ」と第2作の「最長片道切符の旅」も読み直してみます。

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Posted by ブクログ 2016年10月02日

それぞれの季節に、それぞれの旅がある。
 
著者のこれまでの旅行遍歴を月別にまとめ、傾向と対策?を探ったエッセイ。氏の初期の作品に当たるためサラリーマン時代の逸話が多く、実感を持って読み進めることができます。
 
印象的なくだりは「車掌、頭に来ました」。
こんな車掌が許された当時の国鉄のいい加減さと...続きを読むいうか、おおらかさに思わず頬を緩めてしまいました。

それにしても、ラストの12月の締め方、いかにも宮脇氏らしく渋いですねえ。

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