あらすじ
人間は人間をいじめたがる。いじめは問題だというが、そうではない。いじめを跳ね返す力がなく、自ら命を絶つ子供が増えたことが問題なのだ。テレビは、自殺した子の葬式、追悼式の放映をただちにやめるべきである。いじめに悩み、死ぬ一歩手前の子たちが見たら「僕も死んだら、みんながああして泣いてくれる」と思うだけだ――人間通の著者が喝破する、唯一にして決定的ないじめ解決法とは? 日本中の親子に、覚悟して生きよと説く痛快教育論。
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Posted by ブクログ
「やられたらやりかえせ」「死ぬならいじめっこの軒先で死ね」
万人する意見ではないだろうけど、納得感があった。たしかにいじめを善悪で考えるのは違うよな
Posted by ブクログ
「今のいじめについて世間一般で言われている見方が妥当であると思う人は決してこの本を手にとらないでいただきたい。」まえがきの最初に書かれていた言葉。読んでみて、確かに、と思った。一貫して遠慮などせず、バシバシ言及している。理想論をぶった切っている。がしかし、的をついている内容。いじめをなくそうとするのではなくあるものとした上で、どう対処すべきかなどについて書かれている。若干言いすぎだろという点もあり、学校現場でこの本の通りを実行すれば瞬く間に懲戒免職だろうが、理論だけでも頭に入れておく価値があると思う。刺激的な一冊でした。