あらすじ
「仕事ができるかどうかは、コネを持っているかどうかです」
あなたは「コネ」にどんなイメージを持っているでしょうか?
「親のコネ」「コネ入社」という表現に代表されるように、「縁故」という印象が強く、一様に「アンフェアな反則行為」のようにとらえられることが多いと思います。
しかしビジネスの世界では、とにかく成果をあげた者が評価されるのは当然のことです。特に、自分でビジネスをつくり出したり、前例のないプロジェクトに挑んだりするような、高いレベルの仕事をするときには、社内外の人間関係が非常に重要になってきます。多くの経営者は、「コネも実力のうち」と考えています。
できる人が実践しているすごい“人脈”のつくり方とは?
本書には、ふたりの対照的な人物が登場します。
自分の都合のいいように「使える人脈」を手っ取り早く手に入れようと、異業種交流会に行き「人脈づくり」に明け暮れる「コネなし父さん」。
一方、志を同じくする人、お互いに尊敬し合える人たちと一対一でじっくり信頼関係を築こうとする「コネ持ち父さん」。
コネゼロだった著者が試行錯誤しながら、十数年をかけてたどり着いたコネクションづくりのノウハウを余すところなく大公開! 最短であなたにとって理想的な人間関係を築く方法をお伝えします。
<目からウロコ!人脈づくりの新常識>
・「人脈をつくること」を目的にしない
・異業種交流会には行かない
・自分を売り込まない
・一対一で信頼関係を築く
・人脈を自分だけのものにしようとせず、人と人を紹介する
・会への出席は7:2:1の比率を守る
<こんな人におすすめです>
・志を同じくする仲間と大きな仕事を成し遂げたいと思っている人
・組織や肩書ではなく、「固有名詞」で仕事がしたいと思っている人
・尊敬できる人たちに囲まれ、常に自分を成長させたいと思っている人
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
コネに対する考え方を教えてくれます。特に、狭く深い繋がりを作ってきた人におすすめの本です。
この本の真髄は、「間接的」な人間関係を多く持つことに重きをおいているところです。
人脈やコミュニケーションについて、巷で言われていることはとにかく多くの人と関わることだと思います。いわゆる、「直接的」な人間関係を持つことです。
その度に、本当の友達が10人くらいの自分では、人生での成功は無理なのかあとコンプレックスを抱いていました。
そんなときにこの本と出会い、多くの人と関わる必要がないと気づかせていただきとても救われました。
1人ひとりと狭く深い関係性を築いてきたことが間違いではなかったと教えていただきました。
コネの作り方に関して、おおよその方法は書かれていますが、How to本ではないため細かくどうすればいいかまで落とし込むための本ではないように感じます。評価が低いのはこのあたりに原因がありそうです。
その分、本質的なことがわかりやすく書かれているため、何度でも読み返してコネの捉え方を再確認できる本として活躍してくれそうです。
具体的な方法は、私の本棚中の「他喜力」がおすすめです。タイトル通りの本で、人を喜ばせるための力について書かれています。合わせて読まれると、こちらの本の本質が活きてくると思います。
Posted by ブクログ
コネ持ち父さん コネなし父さん 仕事で成果を出す人間関係の築き方。コネがない人はコネがある人を批判したり嫉妬したりするようだけれど、それってそもそも間違い。コネも実力の内なのは世界の常識。コネを使った仕事をしたり、コネ入社や裏口入社をするのは決して悪いことじゃないし、むしろそれも立派な実力。コネがない人は人間関係を広げてコネを作るための努力をすべきだと思う。コネは人脈、人脈はあったほうがいいに決まっている。