あらすじ
「つながり」についてこんな研究データがあります。
・「つながり」が少ないと死亡率が2倍
・お見舞いにきてくれる人の数で余命が変わる
・孤独は喫煙より身体に悪い
・作り笑いでも、寿命は2年延びる
・同僚があなたの寿命を左右する
「つながり」とは平たく言えば人間関係のこと。あなたの前に座っている同僚、しばらく連絡を取っていない中学校時代の同級生、犬の散歩の際に挨拶をかわす近所のおばあさん、故郷の両親、そしてあなたの配偶者・・・。
実はその「つながり」が、あなたを健康のために極めて大切な存在だったのです!
そう、言われてもすぐにピンとこないかもしれません。本書では、予防医学研究者の石川善樹が、国内外で行われた数多くの研究を例に挙げながら、健康にとっての「つながり」の重要性を面白く、わかりやすく解説していきます。
読後には、同僚や旧友や配偶者が、いままでとは全く違った存在に見えてくるはず。人生100年時代の“健康力”のカギを握るのは「つながり」に他ならないのです!
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Posted by ブクログ
繋がりがいかに寿命により影響を与えるか、それ以外も含めて、健康であり続けるためにどのようなことが大事なのかについて各種記載された良著。
<メモ>
・笑顔のみならず、作り笑いでも寿命は延びる。
・繋がりはポジティブな感情を生み出す。脳内でオキシトシンが作られる。人は基本的に歳を重ねるごとにネガティブな感情に傾きやすくなる。また高齢になり体を動かさなくなることも、ネガティブにつながる。ネガティブになると目の前のことで頭がいっぱいになるが、中長期的な展望が持てるようになると生きることに意欲的になり、気力が充実し、生きがいがもて、ポジティブになれる。
・76歳以上は毎日やっても飽きないルーティンを持つこと。時間がたっぷりある中、飽きずに続けられるルーティン作りが最優先の課題となる。続けられるものであれば、犬の散歩、喫茶店、なんでも良い。この歳になると無理に意味を求める必要も無くなってくる。繋がりを生かせるルーティンであればなお理想的。
・ハーバード流サプリのコツ
マルチビタミンを毎日摂る
葉酸が多量に含まれているものは避ける
ビタミンDを追加するとなおよし。
・繋がりは雑談で作るべし。休憩や隙間時間に雑談をすることが有益。その人の人となりを示すヒントが得やすくなる。
・瞑想。調心。
1 集中力を高めるフォーカスアテンション
リラックスしているのに集中力の高まりを作る。
深くリズミカルな呼吸で揺らめく炎をじっと見る
2 エンパシーエンハンスメント
思いやりの瞑想
恵まれない人々を思い浮かべ、
心の中で寄り添ってひたすら思いやる。
3 オープンモニタリング
観瞑想
脳に入ってくる情報を右から左にどんどん流す方法
Posted by ブクログ
自分の健康のために友達になってください、はちょっと妙な気がする。
活動を一人で完結させず、他の人とかかわる形にする。仏像を彫るなら、展示会を立ち上げる、SNSに投稿する、等周りの誰かとインタラクションする形態をつくっていく。