【感想・ネタバレ】銀座ネオンパラダイスのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

ネタバレ 購入済み

さすがウノハナ先生!!

先生推しで読みました。時代は苦手な敗戦直後の日本。出兵した人たちが続々と帰国してくるが、想い人は帰ってこない。それでも3年ボロボロのバラック小屋で待ち続ける。唯一の生活の糧として英語を使い仕事をする。そんなある日、突然ヘラヘラ笑いながら彼が現れる。止まっていた時間が動き出す。
まるで映画を観た後のような読後感。漫画だけど、まるで動きがあるような感覚。先生の作品は感情を揺さぶられて仕方ない。
傲慢で身勝手でクズの典型なのに心は離れない。そんな葛藤が凄く伝わって切なくて切なくて。クズの方もほんとは溺愛しているのに素直になれず。
これからもいろいろあるのだろうけど、それも幸せなんだとしみじみ思う。大人のお話。

#泣ける #感動する #エモい

0
2023年12月02日

ネタバレ 購入済み

涙なしでは見られない。

やっぱり時代的にも同性愛を隠さないとって気持ちがあったのか、鷹さんは葵くんを誰よりもどんなことよりも大切に想ってるのに中々素直になれなずに好きでもない女の人を抱いて気を紛らわせる姿がただただ切ないです…。それを見て不安を抱く葵くんを見るのも辛い…。でも鷹さんが戦争に行くことをきっかけに、「もう会えないかもしれない」って思いからお互い素直に自分の気持ちだけで向き合った瞬間はほんとに涙が止まらないです。
銀座ネオンの光に包まれて幸せになって下さい(;_;)

#切ない #胸キュン #泣ける

0
2023年01月13日

ネタバレ 購入済み

時代もの

出征前、一夜限り身を重ねた鷹彦と葵
終戦から3年経ち、帰ってこない鷹彦を諦めかけた葵の前に突然鷹彦が現れた
音信不通だった鷹彦を責め立てたけど再会の喜びは大きかった
でも鷹彦は再び葵と身を重ねようとはしない
そして相変わらず昔のように遊び回る日々
と、ここまで書いたら鷹彦がだいぶグズ…
でも実際言動とか結構酷いこと言ってるんだよね
振り回される葵が可哀想
でも最後は葵の為に自分を変え嫉妬も独占欲も爆発させてしまう可愛い鷹彦です!

0
2021年07月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

限りなく5にちかい星4
すごくいいお話だったぁぁ。
泣きはしなかったけど感動もの
久しぶりに会えたのに殴っちゃったり突き放してしまう
うまく甘えられない葵のもどかしい心情がよく描かれてた
昭和初期に生きていないけれど、あの時どこかの片隅でこんな二人がいたんじゃないかな、
なんて思わせてくれる素敵な作品でした
BL界において愚問とされている発情後すぐの本番行為についてですが
江戸の頃の男同士の行為については調べたことがあったけど戦後あたりはどんなかんじだったんだろう
(男娼文化は残っていたらしいので一般的な知識として洗浄など知っていたのかな?)
ちなみにゴムは1934年誕生らしいのでまだ一般的ではなかったかな
BLはファンタジーとわかっているけれど、それを忘れさせてくれるようなリアリティがありました

0
2021年12月20日

ネタバレ 購入済み

戦前戦後の時代設定。皆生きるのに必死で、価値観も現在とは異なっていたはずです。恋愛、しかも同性愛。肩身が狭かっただろうなぁ。


0
2020年12月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

▼あらすじ
昭和23年、東京・銀座--。
東京の片隅で、葵は戦争から戻らない幼馴染を待っていた。
それは出征の前夜、ただ一度だけ身体を重ねた男(ひと)でもあり…。
ところがその鷹彦が突然目の前に現れて…!!
相変わらずのワガママさで葵をあきれさせるが、人を引きつける力も昔と同じ。
そして役者になるという夢に向かって少しずつ変わろうとする鷹彦に、葵は秘めていた恋心を止められず…。
痛くても、苦しくてもお前とともに生きたい--お前は俺を照らす光、俺の生きる理由だから。

***

舞台は戦後という事で、昭和のレトロ感、ノスタルジックな雰囲気満載で、
あの時代が好きな自分にとっては堪らない一冊でした…。
しかも嬉しい事に、なかなかのボリューム。
肝心な内容も、流石ウノハナ先生というか…『犬と欠け月』が良かったので今回も期待はしていたのですが、その予想を遙に上回る面白さ。
読み辛さなどは全くなく、するすると内容が頭に入って来て、登場人物の心情がダイレクトに伝わって来る…そんな内容でした。

エロの配分も多過ぎず少な過ぎず丁度良かったです。
どのえっちシーンも良かったのですが、特に良かったのはやっぱり戦争に行く前のやつですかね…!焦燥感に駆られながらの切ないえっちシーンに思わず胸がきゅうっと締め付けられました。

“もう待ちたくない”

“何が何でも帰りたかった
またあの銀座のネオンの洪水を浴びて朝まで遊び歩くんだ
お前を連れて 堂々と”

台詞でグッと来たのはこの二つですかね。
素直になれない二人だからこそ、本心を吐露するシーンは感動ものでした…!
作者さん曰く昭和のメロドラマを目指したとの事ですがまさにそんな感じで、一本のドラマを見たような後読感。
物凄く切ない!泣ける!っていう訳ではないけれど、雰囲気は十分あるし、ラストも爽やかハッピーエンドで、読んで良かったと思える作品でした。

個人的には葵に密かに片思いしていたウォルター中尉がお気に入り(寧ろこっちの方が好き)なので、彼が幸せになるお話も是非読んでみたいですね。脇役にしておくには勿体無い!

0
2020年03月12日

「BLマンガ」ランキング