【感想・ネタバレ】終焉のエリュシオン: 3のレビュー

蓮見ナツメ

碧たちの前を去った双葉は、神楽木家と敵対する庵の元にいた。王を復活させようとする彼らを止めるため、戦う碧と一葉だったが、混沌の王を封じ込めていた結界を双葉に破られてしまい――!? 転生を繰り返し、戦いの日々を宿命付けられた彼らが辿りつく、終焉の地とは…？ 大好評刀戦少年ファンタジー、ここに完結!!

[ブクログ · ★★★☆☆]

最終巻。何度も転生を繰り返してきた碧と一葉より、二葉の人生が辛すぎて王を倒して全てが終わってもすっきりしない…。碧と一葉は辛くてもお互いがいたからここまでこれたけど、二葉は誰にも胸の内を打ち明けられず、否定され続けて、ずっと一人で抱えてきて、それで最期に願うのが碧と一葉の友達として一緒に戦うために刀になることなんて辛すぎる…。刀になること以外に一緒に戦う方法はなかったんだろうか…。王がいなくなった世界で役割なんて関係ない本当の友達になった3人が見たかったです…。そして、これが最後の転生になるのなら何故一葉は女に転生しなかったのかと…！ｗ