【感想・ネタバレ】真田十忍抄のレビュー

あらすじ

優れた忍びを探していた霧隠才蔵は、天賦の才を持つ猿飛佐助を見いだした。才蔵が仕える真田幸村は、忍びとしての佐助を評価し、自らの配下に加える。関ヶ原の後、紀州九度山に配流されていた幸村は、密かに徳川家康への爪を研いでおり、忍びの者を九度山に集めていたのだ。佐助の他、筧十蔵、根津甚八、三好清海、望月六郎ら腕利きの忍びも集結した。服部半蔵党は、蘇りの術を駆使して真田の忍びを翻弄。佐助は、天地に張りめぐらされた鋼の糸を自在に渡って、敵斬殺をもくろみ、九度山は凄絶な闘争の場と化す。一方、徳川家康の目的は、真田家の有する奇怪な技術であった。真田は密かに、闇の一族より、連射する鉄砲などの技術を授けられていたのだ。真田と徳川の暗闘、真田十勇士と服部党の死闘の行く末はいかに――。関ヶ原後から大坂冬の陣へ、史実と伝奇が交錯する戦国活劇。

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Posted by ブクログ

 猿飛佐助を中心に真田幸村と真田十勇士の活躍を菊地秀行が伝奇活劇として描き出す。

 真田十勇士、特に霧隠才蔵が大好きな私にとって、あの菊地秀行が彼らの活躍を描くということでそれだけで一気に読んでしまいました。

 才蔵より佐助を中心に描いているところは、惜しいところでしたが、それでも佐助の必殺の忍術や彼の秘密などが徳川との戦いに裏に描かれており、読み応えがありました。

 残念ながら、この作品は未完に終わっているので、ぜひ続きを書いて欲しいと思っています。

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2015年09月05日

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