【感想・ネタバレ】ベトナムの桜のレビュー

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Posted by ブクログ

毎日新聞「日曜くらぶ」連載であり、平易な文章、しかも大きな文字で読みやすかった。江戸時代の瀬戸内の小さな竹取島の名家の兄弟が、御朱印船や阿蘭陀船などでベトナムまで渡航し帰省するストーリー自体は面白いのだが、ありそうもない偶然が多すぎる。非現実的な筋書きと淡白な記載が気になった。

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2019年02月07日

Posted by ブクログ

兄弟のつながり。愛は深くこの時代に自分の命を失ってでも、助け合いたいと思える。
また、大介の人を赦せる強さを感じた。

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2018年08月26日

Posted by ブクログ

恥ずかしながら、平岩弓枝さんの作品は、
「御宿かわせみ」シリーズぐらいしか知りませんでした。
しかも、まだ未読!
そんな私ですが、タイトルに魅かれて読んでみることにしました。

時は17世紀。
まだ鎖国前の日本は、御朱印船に乗って、
南の国へ貿易に行くことができました。
瀬戸内海の高取島の名家の次男、高取次介は
一攫千金を夢見て御朱印船に乗り込みました。
次介の兄大介は
両親の借金の後始末に追われ、
次介を追うように、異国へと向かいました。
大介と次介が再会したのは、
ホイアンと呼ばれる所の日本人町でした。
その後、大介だけが帰国し、
日本人の海外渡航・帰国を禁じる鎖国令が発布されてしまい、
次介の帰国は絶望的となりました。
弟の身を案じる大介の元へ、
唐人に変装した次介の友人が、
次介の望郷の想いを届けにきました。

ラストでこのホイアンがベトナムだとはっきり分かりました。
御朱印船と日本人町。そして鎖国と、
その当時の日本人の海外進出がうまく描かれていました。
瀬戸内海の水軍村上海賊の姫との絡みもありました。
『村上海賊の娘』を読んでいたこともあり、
そういえば、同じ時代だったのかと、今更ながら納得。

この時代鎖国によって、
二度と祖国の土を踏めなくなった人々もいっぱいたのですね。
そして、その人達が故郷を思い、懐かしむのは・・・
桜の花、だったのです。

美しい兄弟愛と桜とがラストで見事に結びつきました。
平岩さんの時代小説、おもしろかったです。
今度は、「御宿かわせみ」を読んでみたくなりました。

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2017年11月09日

Posted by ブクログ

兄弟愛をひしと感じました。つらつらーと読めてしまったので、それなりに面白かったです。わりとあっさりしているというか、突き詰めない形で話が進んでいくような印象です。展開に分かり難いところがあったけれど、それは想像力で補うことにしました(苦笑)

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2015年09月25日

Posted by ブクログ

互いを思いあう兄弟の物語です。
まじめに一生懸命努力すれば、報われるということなのだけれど、一瞬歩み寄った二人の人生は遠く離れていってしまい…

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2015年08月27日

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