あらすじ
飼い主の老婦人を亡くし、ひとりぼっちになった猫アルフィー。帰る場所もなく空腹でさまよい続けたすえ、とある住宅地にたどり着いたアルフィーは、そこで“通い猫”として生きようと決める。だが訪ねた先の住民は揃いも揃って問題だらけ。世をすねた無職の男に育児疲れの主婦、デートDV被害者――そんな彼らに、いつしか1匹の小さな猫が奇跡を起こす!?全英絶賛、ハートフル猫物語。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
アルフィーは4歳の灰色のオス猫で、亡くなった飼い主のマーガレットとお姉さん猫のアグネスと一緒に暮らしていた。
マーガレットの娘リンダは優しく接しますが、犬を飼っているためアルフィーを引き取れない。夫のジェレミーはシェルターに入れようとしますが、おばあさん猫のメイビスに「シェルターには行くな」と言われる。アルフィーは、マーガレットとの思い出の家を後にし、新しい飼い主を探す旅に出る決意をする。
アルフィーは、黒猫に「シャー」と威嚇され、車が行き交う道路を横断し、犬に追いかけられた。ある日、通い猫のボタンに会い、アルフィーは自分も通い猫になることを決意する。
ボタンの家を後にしたアルフィーは、教えてもらった行き先を目指して歩き続けた。ボタンからは「ここぞという通りが見つかるまで歩き続けろ」と言われていた。
空腹や疲労に足を震わせ、雨でも毛並みを張り付かせたまま歩き続ける旅は、長くて辛かった。
そして、ついに「エドガー・ロード」という魅力的な通りに辿り着いた。...
読みながら笑ったり、アルフィーに話しかけてしまう。アルフィーの仕草や表情が猫好きはもちろん、猫好き人間でなくても癒される。
Posted by ブクログ
ずっと気になっていたシリーズ。
やっぱり面白い!
飼い主の死によって家を失ったアルフィー。
求めるのは新しい家族。
いろんな人の懐に入る手腕、さすが。
しかも、その家の人間を助けようとするなんて、なんて健気でいじらしいんだろう。
あの、命をかけての行動には泣きたくなった。
なんて素敵なハッピーエンド。
続きもどんどん読むぞ。
Posted by ブクログ
ああ、絶対、(我が家の)猫を遺して逝けないなぁと思いました。もう家族なんですもん。路頭に迷わせるなんてとんでもない。胸が潰れてしまうかもしれない・・(あの世で)。 と、猫バカ丸出しの気持ちでずーっと読んでいました。
アルフィーは賢い猫です。優しい飼い主に先立たれて我が身の拠り所の無さを憂い、“通い猫”として生きようと思うのでした。アルフィーが自分の家と目星をつけた家の住人はワケアリで問題を抱えていました。それをアルフィーが少しずつ癒し、問題解決へと導いていく奇跡の物語です。アルフィーが幸せに暮らしていければいいなぁと思います。
とても優しい気持ちになれる本です。
Posted by ブクログ
飼い主が亡くなり野良猫となったアルフィー。エサにも寝床にも困らなかった生活から気の抜けない日々を過ごしたことで、今度は家を1つにせず色んな家の通い猫となって、万が一に備えようとする。飼い主候補たちはそれぞれちょっとした問題があるが、アルフィーは大事な時それぞれに寄り添っていく。賢いアルフィーが問題を解決するために動いたり、人間ってなんで…みたいな猫目線で描かれている様が面白い。
Posted by ブクログ
飼い主の老婦人を亡くし、シェルター行きを逃れるため外に出たアルフィー。飼い猫として愛情を注がれ、甘やかされて育ってきたアルフィーにとって、外の世界は見知らぬ危険なところだった。やがてとある住宅地にたどり着いたアルフィーは、一人だけに依存するのは危険だと判断し、「通い猫」として複数の家を回って生きようと決める。
人語を解するアルフィーの心配りが涙ぐましい。最初に注がれた愛情が彼の心の土台を作っているようだ。人間側の事情は定型的なものだが、丸く収まり温かい読み心地である。