【感想・ネタバレ】犬がとなりにいるだけでのレビュー

北川なつ

犬がいてよかった。あの人に。ぼくに。犬がいてくれてよかった。あなたのかたわらにいる犬のことが、愛しくてたまらなくなる本です。実話をもとにした、魔法のセラピードッグの物語。老人ホームに逃げ込んできた、臆病なダメ犬ボタモチ。彼がそばにいるだけで、みんなが生きる勇気と笑顔をとりもどした。たった一匹の犬が、人を笑顔にしてくれる。たった一匹の犬が、人の涙をぬぐってくれる。たった一匹の犬が、人生を変えることがある。十年前のあの日――もしボタモチに出会わなかったら、多くの人たちが、まったく違う人生の終盤を迎えていたのかもしれない。たった一匹の捨て犬が、誰かの人生を変えることがある。そう、となりにいるだけで……。

[ビーナス · ★★★★★]

犬がとなりにいるだけでを読んで

先日母が一日だけお世話になったショートステイの施設にセラピードッグがいました。とても人懐こくて尻尾をいっぱい振って歓迎してくれました。そんなことがあったので、この本を読んでみることにしました。出会いの不思議さとか、人との関わりがとてもよく描かれていて優しい気持ちになれる漫画だと思います。
最後のところは、一年前に亡くなった飼い犬の状況と全く同じで、読みながら思い出して泣いてしまいました。コオロギ君がしたことを私もしてたなと。
いろんな人に読んでもらいたい漫画だと思います。

[ブクログ · ★★★★☆]

犬の優しさが伝わってきます。読む前から想像はしていたけど、泣けてきます。犬を飼っていた人なら間違いなく泣きます。

[ブクログ · ★★★☆☆]

犬ものに弱い、だって犬は本当に純粋な透き通った心だし、健気だから。ぼたもちがお年寄りを癒す、わかるなぁ。

[ブクログ · ★★★☆☆]

温かい作品。
でも、介護関連の漫画を読むと、現実はこうはいかないんだろうなといつも思ってしまう。
この国には喫緊の課題が山のようにある。

[ブクログ · ★★★☆☆]

犬好きの人にとって、たまらない。
犬を世話しているつもりでも、犬に助けられてている。
人は心が常に動き、迷っている。
なんと言われようと、無償の愛を注ぎ込んでくれる犬。
感謝しか、ありませんね。