【感想・ネタバレ】犯罪ホロスコープI 六人の女王の問題のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2017年11月13日

星座にまつわる事件の短編集。どれもよく練られていて、読み応えあり。
この方は読者ミスリードするのが本当に上手い。

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Posted by ブクログ 2017年05月20日

星座のモチーフという縛りがあり、大まかな流れは統一させていながらも、それぞれの短編に趣向が凝らされている作者の苦心が窺える傑作群。「ゼウスの息子たち」は一つのネタを上手くカモフラージュして、それによって犯人まであぶり出す構成が見事。「冥府に囚われた娘」は最後まで油断ならない展開が続き、ある種の痛快さ...続きを読むとシリーズ特有のほのかな苦味を与えてくれる。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年01月16日

『【牡羊座】 ギリシア羊の秘密』
ホームレスの生活に潜入取材を行っていた飯田才蔵が世話になっていたアリョーシャと呼ばれるホームレスが刺殺される。現場にいた才蔵も何者かに殴られ気を失う。アリョーシャが持っていたブックカバー。アリョーシャの過去。持ち去られたジャケットの謎。

『【牡牛座】 六人の女王の...続きを読む問題』
ライター・虻原サトルが残した自殺の予告と思われる原稿。かつて同じ劇団に所属していた赤星剛四郎のマンションでの転落死。呑めないはずのお酒を飲んでの転落。劇団時代に書いたシナリオをめぐっての対立。赤星と女優をめぐっても対立していた虻原。シナリオに登場する6人の女戦士の謎。

『【双子座】 ゼウスの息子たち』
カンズメのためにリゾートホテルにやってきた綸太郎。レストランのシェフ里中はフランス帰りで話題のホテル。レストランで因縁をふかっける箕面。恐喝屋の箕面。双子同士で結婚した藤堂オーナー。弟、妹カップルの事故死。夜中の会談中に発見された箕面の遺体。里中シェフが話す入れ替わりの可能性。

『【蟹座】 ヒュドラ大十の首』
殺害された蟹江六郎。自殺した妹のアパートにそのまま住み続けていた蟹江。妹の自殺の原因となった男を探し復讐をしようとしての返り討か?3人の「ヒラドノブユキ」。残された5枚のゴム手袋。

『【獅子座】 鏡の中のライオン』
殺害された女優・仙道美也子。美也子が主演で映像化される予定の台本の作者・滝本佳樹。滝本の家で発見された美也子のピアスの片割れ。美也子の地位に似つかわしくない安いピアス。

『【乙女座】 冥府に囚われた娘』
水中毒で入院している北条志穂。意識が戻らない彼女から送られたメール。彼女の看病をしている母親の麦子の冷たい反応。ダイエットのためにMDMAを使用していた可能性のある志穂。殺害された志穂の同級生・小山田。MDMAを志穂に渡した人物は?

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Posted by ブクログ 2022年02月04日

再読。六編収録。十二星座にまつわるギリシャ神話の逸話を元ネタとしてミステリに昇華させた短編集。どの話も純粋に犯人当てとしても楽しめるし、それぞれの星座のギリシャ神話のエピソードと事件との対比も楽しめる仕様となっている。短編なので中だるみせずにさくさく読み進められるのも好印象。好きなのは、単純ながらも...続きを読む不意をつく双子座の話と、短編向きのトリックでありながらも経緯が凝っている蟹座の話かな。

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Posted by ブクログ 2012年12月26日

12の星座にまつわる物語(のうちこの本では6つ)をモチーフにした謎解きミステリの短編集。
それぞれの話がコンパクトにまとまってます。どれもちょっと言葉遊びに凝り過ぎだろう、という気がしなくもありませんが(笑)まぁ、本格ミステリ短編集なのでご愛敬。そして、この作者はホント、クイーン親子が好きなんだなぁ...続きを読むと思いました。

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Posted by ブクログ 2010年07月13日

言葉遊びがふんだんに使われていて、ミステリの中でも私の好きなジャンル。星座に結び付けているのはこじつけっぽい気もするけどとても面白かった。残りの6つの星座編も早く読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2016年07月10日

黄道十二星座にまつわる神話が事件と上手く絡めて使われてて読み解くのが楽しい。『ゼウスの息子たち』のミスリードにまんまと引っかかり、『ヒュドラ第十の首』では消去法からの意外な犯人の提示にやられた。2巻も早く読みたい

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Posted by ブクログ 2014年06月10日

頑張って考えたなあって感じ。設定ありきで話を作ってるから無理がありすぎて楽しめませんでした。
初めに書いただけあって双子座はおもしろい。他のには一切心惹かれませんでした。名前ネタは嫌いです。

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Posted by ブクログ 2012年02月16日

星座をモチーフにした謎解きミステリの短編集。この本は前半で、牡羊座から乙女座までを収録しています。
魅力的なテーマの作品ですが、本格ミステリとしては全体的に小粒な感じです。
やや無理のある設定の作品もありますが、このはちゃめちゃな感じは嫌いじゃありません。

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Posted by ブクログ 2011年04月01日

ホームレスが殺害された。単純な事件と当初思われた殺人事件は、第一発見者が犯人に強奪されたミリタリージャケットをきっかけに思わぬ解決へと導かれる。牡羊座から乙女座まで、六つの星座にまつわる謎の数々を法月綸太郎が解決する。

おかしいな・・・法月作品は大好物なはずだし、エラリー・クィーンへのオマージュと...続きを読むして書かれたなら面白いに決まってるんだけど・・・と多少ガッカリしたのは最初だけでした^^よかったー

各章の最初に付された星座の説明が「要らない・・・」と毎回思いながら読んでましたが、短編にも関わらず伏線の張り方・回収の仕方が相変わらず見事です。ただ、星座や神話という設定に囚われてるせいで、若干冗長というか「要らない・・・」な部分もありました。

でもまー法月作品なので、満足です^^
続編も買います^^

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