【感想・ネタバレ】愛のしるし 山口ねね初期作品集のレビュー

山口ねね

失恋したうえ、盲腸で入院した私。ドクターの宮地先生は、お腹だけじゃなく、心の傷まで治してくれた。先生に好きって告白したいのに、ドキドキしすぎて間違った方向に暴走し、先生にとんでもない誤解されてしまって？ 表題作ほか、濡れる純愛いっぱいの傑作集！

[ブクログ · ★★★☆☆]

TL。全5作品の短編集。初期作品集というだけあって、今まで読んできたものよりも絵が見づらい感じはした。でも内容は相変わらずこの作者さんらしいなと思うものだった。1つ目の医者と入院患者さんのやつは、似たようなのがあった気がする。2つ目の彼氏が痴漢の常習者だったのはちょっと好みではなかったけど。4つ目の存在感が薄くて名前を間違えられちゃう女の子と、名前を聞いたら覚えちゃう男の子の話は可愛かった。最後のフルート奏者の話は、他に遊びに行く女の子たちはセフレとかではなかったってことなのかな？