【感想・ネタバレ】吉井堂 謎解き暦 姫の竹、月の草のレビュー

あらすじ

時は天保の世、幕府天文方が改暦の準備を進めている。そんななか、神田で手習い所「吉井堂」を開く浪人・吉井数馬と妹の奈緒は、幕府と朝廷の暦合戦に巻き込まれる。果たして数馬の運命は?そして奈緒の秘めた思いとは?第30回小説推理新人賞受賞作を含む、浪漫情緒あふれる時代ミステリー連作短編集。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

☆4.0
学識豊富で剣の腕も立つ兄、数馬と花も恥じ入るほど美しく好奇心旺盛な妹、奈緒。
とても仲の良い兄妹には秘密があった。

仲が良くお互いに思い遣る(想い合う?)数馬と奈緒。
時にコミカル、時にシリアスに物語が進み、面白かった。
ぜひこの兄妹の続編を希望したい。

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2014年01月23日

Posted by ブクログ

 なんとなく手にとって読んだ本。手にとって「あたり!」でした。うまい作家だと思います。読みやすいし、連作短編。その一編の長さがちょうどよい。
それから、いろいろな作家のティストが良い感じで味わえます。宮部みゆき、京極夏彦、あぁ、このテーマは御手洗さんが得意かな?なんて思いながら面白く読みました。
 この作家、ほかの本も読んでみたくなる作品です。さて、どんな独自の世界を展開していきますことか。期待したいです。
 今作はとても素敵な作品です。

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2013年08月26日

Posted by ブクログ

久々にジャケ買いして当たりの一冊。手習い所を営む、ぐうたらな兄、数馬と、しっかり者の妹、奈緒。設定やキャラクターもいいけど、四季を描く文章が美しい。

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2013年06月21日

Posted by ブクログ

短編六話集?
背景は高貴な生まれの双子の一人、女性仮性半陰陽の妹奈緒を守る決意をした兄吉井数馬、武芸だけでなく学問にも通じた手習所師範の活躍?
全編を通じて背景が説明され、時代推理では無く、歴史ミステリーか

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2017年10月19日

Posted by ブクログ

うまい作家だ。特に子どもの使い方がうまい。そのためゆるいミステリー仕立てでもどんどん読める。
しかし、キャラがちょっとオーバースペックで活かしきれていないのが残念。続刊への布石と見れば、今後が楽しみともいえる。

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2013年06月19日

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