【感想・ネタバレ】花の名前 4巻のレビュー

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巻末『おまけ』まんが

この巻末まんがを読む為に今までのお話があった。
決して『おまけ』ではない。
「もっと困って下さい」
もう愛しさしかない。この、困っている京の顔が一番好きです。
京を困らせて焦らせて、要らん事を考える暇が無い位に惑わせて欲しい。

二人の幸せを願うと共に、秋山さんと葉介くんも負けない位の幸せを手にして欲しい。

読ませて頂き、ありがとうございました。

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2022年07月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

4巻で終了する。

高校1年の時に両親を事故で亡くして、壊れていた蝶子。
そんな蝶子を引き取ったのは遠縁の小説家である京。
共同生活を始め、徐々に壊れていた蝶子は復活しながら。
実は京も壊れていた。
そんな京に蝶子は恋心を募らせ。
京は小説を書き発表。それは蝶子に対しての想いだった。

蝶子は祖父と二人暮らしだったが、祖父が体調を崩して入院。
その実、病名は癌。

京には整という兄が居る。
整の父の後妻に京の母が嫁いだ。
が、京の本当の父親は京の祖父に当たる人。
所謂異母兄弟。
離縁した後、実家に戻った京の母は暫く後に亡くなる。
京が酷い言葉を放った翌朝だった。
それから京は壊れていった。

大学時代の友達に、伊織という女性を紹介された京は母を重ねる。
そして、闇に落ちて、壊れていく。
再度立ち直るにはやはり蝶子がキーとなる。
蝶子は縋る京の手を振り切って電話に出ると、祖父が亡くなった事を知らされる。
が、京は縋った手を離されて落ちてゆく。
そこへ『文士の会』会長唐沢がカツを入れに来る。
同じく、蝶子へのアドバイスも。
そして京と蝶子は二人で歩む事を決意して。

何気にその 闇 が凄いカンジで引き込まれる。
その闇は誰にでもある。
それをマジで受け止めてしまうと、どんどん闇に飲まれる。
ヤバいよ。
それを知っている人なら、尚更この作品はとんでもない作品だ。
 暗い で片付けてしまったら、この作品の良さが分からないと思う。
闇に飲まれて冒されて、這いつくばった人には十分泣けて来る話し。

ちなみに。
4巻に番外編とオマケマンガ載ってます。

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2013年07月27日

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