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Posted by ブクログ
タイトルのように「狭いスペースでも完全なオーガニックフードを作る」というハウツー部分も面白いのですが(コンパニオンプランツなんて初めて知りました)、著者のジョンさんがとにかく魅力的。
肥料はむかしながらの堆肥。とにかく手を汚せ、とジョンさんは言います。
「オーガニック」とは、自分がどう生きるか、次世代に何を残したいと思うか、強く実現していく哲学であるというジョンさんの強い思いに感銘を受けます。
またジョンさんの半生は更に興味深く、まるで物語の登場人物のように個性的な彼の祖母、その祖母から受けた教えを実行する若きジョンさんの生き方にワクワクさせられます。
(彼の経歴は実際とてもすごい)
彼が縁あって来日し、日本人の協調していく特性に「植物と人間」の可能性を感じてくれたことに勇気づけられます。
彼の、日本での事業が大きな実を結ぶことを願ってやみません。
本物の「意識高い系」のすごさを知ることができる一冊。
Posted by ブクログ
サブタイトルに、「A4サイズのスペースがあれば、1年間サラダは食べていける」とあるが、一体どういうことなのか?と思いにながら、読み進めた。
著者は、本の帯の写真に掲載されている、ジョン・ムーアさんではなく、彼のオーガニック講座を受講なさった方であった。
書かれてあることは、日本、そしてヨーロッパ、世界的に言われている、オーガニックの規格のことではなく、元来言われている有機、オーガニックのことであった。帯には大きな文字で、「オーガニックは哲学だ。」と書かれているではないか。
ダカラと言って、牧歌的なことが書かれているわけではなく、現在の種子や、生命のリスクについても書かれてあり、各人ができる取り組みについてのアドバイスも書かれてある。昔に読んだ、福岡正信の「藁一本の革命」など、自然農法関係の内容を思い出した。
無理せず、自然の摂理を利用しながら、取り組んで行くことが、継続的な社会を形成して行くことにつながるのだと、改めて感じることができた。
この本を購入するには、本の7割を覆う帯があるので、全くイメージが違うので、タイトルで探してください。
Posted by ブクログ
ジョンムーアさんの考え方について書かれた一冊。
自分も少しだけど、農作物を作ったことがあってそこから学んだことは大きかっただけに、この本に共感出来る部分は多くありました!
ただ最近は遺伝子組み替えや、種ビジネスでというものが出てきて、一代限りで、実をつけても次の種が自殺するというようなものが作られているというのは衝撃です。
ホント身近なところから誰でも参加できる農業というものが広がったらなぁと感じた一冊です☆