【感想・ネタバレ】ブルボンの封印 上のレビュー

あらすじ

1643年5月の夕暮れ、フランス国王ルイ十三世は死の床にあった。その密命を受けた枢機卿マザランは、馬車に大金を積ませて王宮を出発する。だがポン・ヌフの橋までやってきた時、一人の男をはね飛ばした。これがブルボン王朝を震撼させる事件の幕開けとなったのだった。フランス史上最大の謎といわれ、バスティーユに記録を残した秘密の囚人・鉄仮面の正体をめぐる愛と陰謀の歴史ロマン。

3.8
Rated 3.8 stars out of 5
Rated 5 stars out of 5
Rated 4 stars out of 5
Rated 3 stars out of 5
Rated 2 stars out of 5
Rated 1 stars out of 5

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Posted by ブクログ

宝塚かベルバラの世界です(←
なんてキラキラしてるんだ・・・これが第一印象。

登場人物のどなたも素敵です。
一番はやっぱり肩まで伸ばした漆黒の髪に陶器のような肌を持つ、
策略家のアドリアン・モーリスです! 文句なくかっこいい。

ちょっと逆ハー気味ですが、主人公の女の子に少しも腹がたちません。 
それはきっと、貴族の華やかな暮らしにあこがれながらも、
自分の本来過ごしてきた素朴な田舎の島での生活の思いでも大切にし、フランスの王に愛されながらも貧民たちに目をむけ自分でなんとか助けようとする意志が彼女にあるからだと思います。
私だったらそう思うなー、とか、私だったらそうする、
とかいうことをとことん彼女がしてくれているというか・・・

そんなヒロインにも魅力充分ですし、周りの殿方も
文句なく魅力的なので、ぜひお勧めします・・・。
ですが、内容はそんなにメロメロのキラキラかというと、
そうではありません。 ある程度の重いテーマがあります。
ので、ちょうど良く夢を見て、ちょうどよくずしーんとしたいひとにはお勧めの本です。

0
2010年03月11日

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