あらすじ
高校生がネット銀行で学校買収!? 私立光京(こうきょう)学園に通う普通の高校生・出雲光一(いずもこういち)はある日、学園の支配者に逆らったことで理不尽な退学を言い渡されてしまう。 途方に暮れる光一は謎の少女・隠岐島千景(おきのしまちかげ)と出会う。話を聞いた千景の提案は予想の斜め上――「学校法人光京学園を買収します」というとんでもないものだった! 完全無欠のド天然ガール・隠岐島千景の提案を受けて前代未聞の学校買収に乗り出した光一たちの手段は――ネット銀行!? フィギュアで預金獲得してコスプレイベントに融資して……ってそれどんな銀行!? 底辺高校生たちはネット銀行で学校を買収できるのか!? やられたらやり返せ! 現代最強のリベンジ・マネーコメディ開幕!!
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Posted by ブクログ
面白かったのは確かだけど、なんだか子供騙しみたいで釈然としない。
私立高校に優待生として通っている主人公が、理不尽な停学命令を取り消すためにを金を集めて学校を買収しようとする話。亡くなった会社の社長命令で世界中を留学してたヒロインに対し生活資金はどうしてたんだとか、高校生の銀行に金を預ける奴なんかいるわけねーだろとか、色々なところがライトで設定が甘い感じはしたが、ライトノベルだと考えれば許容範囲だった。
最後の札束どかどかのシーンは興奮したけれど、騙されたみたいで納得いかない。主人公と金持ちの女の子の子供の喧嘩みたいな争いのせいで、理事長は濡れ手に粟で50億円手に入れちゃうんだよ?元々は1億円って話だったんだよ?差額の49億円は学校の土地を売ったお金なのに、丸々元理事長の手に入っちゃうんだよ?
銀行がやってることは詐欺に近いと思った。数字マジックだけでお金を増やして儲ける。だから銀行はイメージが大事なんて言われるのかな。人から金を預かって、人に金を貸すだけで利益が出るなんて納得いかない。
わくわくしながら楽しんで読んだのは間違いないのだが、騙されている気がしてならなかった。