あらすじ
無常観のなかに中世の現実を見据えた視点をもつ兼好の名随筆集。歴史、文学の双方の領域にわたる該博な知識をそなえた著者が、本文、注釈、現代語訳のすべてを再検証。これからの新たな規準となる決定版。
※本文中に「(数字)」が付されている箇所は、各章段末に該当する注釈があります。「注」ご参照ください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
家は夏の暮らしやすさを中心に考える。
二本の矢を準備してはならない。1本目がおろそかになる。
死は突然訪れるもの=生きている間に生を楽しむ、生きていることを感謝する
生きている間の雑事以外の時間は、無益なことをして時間を無駄遣いしないこと。
囲碁や双六を好んで日夜過ごす人は、悪事を犯している。
鯉と雉、マツタケが高級食材。鯉は髭がばたつかない。
カツオは鎌倉の海で獲れるものだった。昔は貴族は食べなかった
未熟なうちから、発表したほうが上達が早い
筆を取れば何か書く、楽器を手にすれば弾く、盃を取れば酒を飲もうとする、仏典を一句でも見れば、前後も読む。とりあえず、少しでも手を付ける。
他人より優れていることがあるのは大きな欠点。自慢したくなる。一つの分野に通じた人は、自分の欠点がわかっているので他人に自慢しない。
貝覆いで、自分の前のものを見ないで取られてしまうように、手元をよく見ること。
神社仏閣は人の参拝しない日、夜間にお参りするのがいい。
大金持ちはお金を使わないので、貧乏人と同じ。