あらすじ
「ハッピーエンド」の裏に隠された、おぞましい、この「……」!初版『グリム童話』の登場人物たちの、生々しい息づかいを感じてください。これから寝かしつけようという幼い子どもに、手足を切断するような話など、とてもできない──。そんな批判を受けて改筆される以前の初版『グリム童話』では、残酷な刑罰、男女の性愛なども、あけっぴろげに語られていました。夢のように見えるおとぎ話の中に隠された残酷、狂気、不道徳の世界、そして、当時の人々のアクの強い知恵を、感じてください。収録内容ヘンゼルとグレーテルトゥルーデおばさん長靴をはいた猫わがままな子ども灰かぶり(シンデレラ)千匹皮赤ずきんガチョウ番の娘兄と妹
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
子供には聞かせることのできないグリム童話の原点の数々。以前にも似た系統の本を読んだことがあるので知ってる内容もあったけど、著者が違うせいか話の印象がガラッと違って同じ話と感じなかった物もあった。個人的には「長靴をはいた猫」が好きでした(ハッピーエンドだからかな?)
Posted by ブクログ
我々が子供のころ幼稚園で読み聞かされ幸せになっていたヘンゼルとグレーテル、赤ずきん、シンデレラ等有名なグリム童話は、原作に大きな編集を加えたものだったらしいです。
編集が加えられている理由は
原作がグロテスクな表現・エロ表現がふんだんに盛り込まれてけしからんものになっておったからだそうです。
とても編集無しで幼稚園児に聞かせられる代物ではなかったと。
そんなけしからん原作そのまんまのグリム童話が読めるのがコレ!
表紙に書いてあるように「大人もぞっとする」ほど怖くはありませんがヘンゼルとグレーテルのラストは驚きました グレーテルがグレテるんですから