【感想・ネタバレ】新版・敬天愛人 ゼロからの挑戦のレビュー

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Posted by ブクログ

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チェック項目13箇所。お客様に接する姿勢としては、お客様の召使いとも呼べる位置づけを甘んじて受け入れるように言ってきた、「甘んずる」という意味は、嫌々という意味ではない、自ら喜んで、気持ち良くお客様の召使いを務めるように言ってきたのである、お客様の召使いが務まらないようでは、どんな立派な販売戦略も絵に描いた餅でしかなく、また仮に一時的に成功したとしても単発に終わり、持続的な成功を収められるはずがない。お客様に対する態度、サービスだけは限界がない、だから召使いのように徹底して、お客様に奉仕しなくてはならないのである。製品には、つくった人の心が表れる、粗雑な人がつくったものは粗雑なものに、繊細な人がつくったものは繊細なものになる。私は、完璧な作業工程のもとに、「製品の語りかける声に耳をすます」というくらいに、繊細で集中した取り組みで、「手の切れるような製品」をつくり上げるようにしなければならないと考える。私は、「世の役に立ち、自分も幸せだった」と振り返って感じられるような生き方が、究極的には人々の求めている人生の姿であろうと思う。パーフェクトであろうとすることは、自分を甘やかそうとする気持ちを抑え、言い訳を許さず、仮借ない態度で常に自らを律することを意味する。必要な瞬間にだけ集中すればいい、というような安易な態度ではない、張り詰めた緊張感で日々仕事に取り組み、あらゆることに真剣に対処する、そのような習慣を我がものとすることが必要なのである。信じ合う仲間から称賛と感謝が得られるということが、最高の報奨なのであり、そのような人間の本質に基づいた考え方が、社員に自然に受け入れられるようになるためにも、前述した経営理念や京セラフィロソフィが必要不可欠なものになるのである。「能力」や「熱意」の重要性については、誰でも分かっているかもしれないが、この「考え方」や哲学が、人生においてどれだけ大切かということは誰も教えてくれない、しかし、この方式式で分かるように、人生においては、正しい「考え方」を持つことが一番大切なのである。利他の心(思いやりや愛)とは、自分だけの利益を考えるのではなく、自己犠牲を払ってでも、相手に尽くそうという心であり、人間として最も美しい心である、私は、ビジネスの世界においても、この心が一番大切であると思っている。私はすべての判断の基準を「人間として何が正しいか」ということに置いている、この「人間として」というところが大切である、京セラにとって何が良いかということでもなければ、ましてや私個人にとって何が良いかということでもない、一企業や一個人としての利害得失を超えて、人間として公明正大で天地に恥じることがないというような正しい行ないを貫いていこうということだ。私の経営哲学とは、決して難しいものではない、「人間として正しいことは何か」と自らに問い、「正しいことを正しいままに追求していく」ということである、たとえば、子供の頃に両親や学校の先生から教わった、「嘘をつくな」、「正直であれ」などといったことであり、そのようなプリミィブな教えを判断基準として忠実に守り、実践することが大切であると考える。「いかに生きていくべきか」、「人間として何が正しいのか」ということを常に学び、実践と反省を繰り返していくことに努めない限り、人間とは堕落するようにできている。人間と言うのは、一人では成長できない、志ある者たちが集まり、揉まれ合うことによって、より素晴らしい人間に育まれ、その集団もさらなる成長発展を遂げていく。いくら、「利他」が大切だからと言って、競合他社に利を譲り、自社が不利益を被るということを、私が推奨しているわけでは決してない、経営とは厳しい世界であり、市場における厳しい企業間競争に勝ち抜かなければ、どのような企業であれ、いずれ淘汰されてしまうことになる。

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2012年12月03日

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著者自身のビジネスの足跡を振り返りながら、その根本にあるフィロソフィを語っている。動機善なりや、私心なかりしか。信じたことをやりとげようとする、すさまじい闘魂。
世の中のために貢献しようとする心の強さに学びたい。
ただし、善の捉え方は絶対的なものではなく、時に応じて幅や自在性があるもののように感じられ、結果としての対応は人によって異なるもののように感じられた。
14-20

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2014年02月16日

Posted by ブクログ

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京セラ、DDI、KDDIの企業設立からJAL復興にむけた活動を簡単にまとめ、その背景となる経営の考え方をまとめたもの
何かの雑誌で田原総一郎が「稲森さんは宗教だからな」と言ってたのが思い出される。確かに経営学ではない、経営哲学だろう。
それはシンプルな内容だ
「すべての物事を原理原則にまで立ち返る」
「人として正しい事を正しいままに貫く」
「売上最大、経費最小」

・・・最終的には正しい事をしていれば報われるようなことまで書かれてる。
本当かいな、と思いつつ、ここまで徹底して実施してないから何とも言えない。
「毎日を完璧主義にやりきる。その自身をもつ」
「手の切れるような開発をすべき、妥協は無い」
「経営者とは何か、企業とは何か。経営社は企業を代弁しなければ。
 私心があってはならない」
「私心がないか。。。。半年間自問し続けた。結果、無いと言い切れることを確信してDDI設立に向かった」

強い信念を感じた。
思えば、松下幸之助の本にも、事業をどうするかで「私心がないかを自問」したとの記載があった。偉大な経営者には共通していることがあるのだろう

その他気になった言葉
・人は自分の人生や仕事に生きがいを感じたいもの
・成功していく中で人間性、哲学、人生観を成長させなければならない
そうしないと成長は維持できない
・人は一人で成長できない、志あるものが集まって、より素晴らしい人間に育まれ、成長発展を遂げていく
・JALでは計画と実績の報告と理由を発表してもらった
 実績はリアルタイムで知らなければならない、日単位
 売上、経費。。

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2013年12月01日

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原理原則で考える 本質からものごとを追求する 値決めは経営 お客様から尊敬される 心をベースとした信頼関係を基盤に 宇宙の意志にかなった生き方 動機善なりや、私心なかりしか 志を持って自分を高め続ける 考え方はプラスからマイナスまで 

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2013年10月29日

Posted by ブクログ

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考え方×熱意×能力

当たり前のことを当たり前にやる
これだけだね。それができるようにがんばろうって本

著者の他の本も読んでみよう

・人の心が一番大事
・京セラの経営理念「全従業員の、物心両面の幸福を追求する。人類、社会の進歩発展に貢献すること」
・原理原則で考える
・本質からものごとを追求する
・企業においても、個人においても、能力を未来進行形で考えることが重要である。あえて自分の能力以上の目標を設定する

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2013年01月04日

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