【感想・ネタバレ】蝶よ花よのレビュー

紺色ルナ

虫籠の中で、息がつまるほど愛されて…。 そんな時、太陽のような君と出会った。 病弱で学校を休みがちな高校生の壱葉は面倒を見てくれている腹違いの兄、叶と彩の二人から行き過ぎなほど愛されている。そのことに何の疑問も感じずに過ごしてきた壱葉だったが、ある日バス停で倒れてしまったところを助けてくれた同級生の瀬尾と触れ合うようになって以来、これまで感じたことのない甘い衝動を感じるようになって――…。 四つの心と身体が入り乱れせめぎあう、甘く切ないインモラル・ラブストーリー！！ 【収録作品】 蝶よ花よ／鬼さんこちら／花と青空と夏の終わり／鬼灯の実には毒がある／瀬尾兄弟
★単行本カバー下画像収録★

[ブクログ · ★★★★★]

全体的に仄暗く、どれもハッピーエンドとは言えないけど、このなんともいえない雰囲気がとてもよかった。とくに兄弟好きなので表題はやばかった！蝶が好きなのもあってそれだけでも素敵なのだけど、腹違いの兄2人に実弟、と兄弟だらけの上に親まで兄妹というきょーだい尽くし…最強ですｗ描き下ろしの大学生になった瀬尾兄妹がとても好み(＾///＾)

[ブクログ · ★★★★☆]

めっちゃよかったー！！！！！やっぱりルナさんのほの暗い感じというか、淀んだというか、そういうお話がすごーく好きです。

表題の、「なぜか惹かれてしまう」っていう感じがすごくどきどきして、どんどん惹かれていってしまう…というかお互いに惹かれあってるのがすごく…よかったです…血のつながった兄弟だと知っても尚止められない感じがたぎりました。兄弟だからこそかな…って思うともうなんとも。義兄たちは少々かわいそうですが、まー叶がしっかりしてそうなんで大丈夫そう。

花と青空と～はどーして１話読み切りなのかなって！！すっごい残念です…次のページ！！と思ってめくったら別のお話で、まじでかwwwってなりましたよ。その後の２人が気になりすぎますよ！！
鬼灯のお話は、なんつーか嵐さま不憫…すみの蜘蛛の糸にひっかかって…みたいな。
全体的に好きなお話ばっかだったー

[ブクログ · ★★★☆☆]

ルナさんの独特なほの暗さ全開って感じの１冊。 嫌いじゃないけど、個人的にルナさんはキャラの可愛さを全面に押し出す作品の方が好き。
なので一番楽しく読めたのは『花と青空と～』かな。 花緒のちょっと足らない受っぷりが可愛くてキュンキュンする(笑)
他の作品も良かったけど、表題作以外は読み切りなので物足りなさが残る( ・A・) ルナさんが麗人ってピンとこなかったけど、まぁアリかな？ でももっとエロ多めでも良いのですよ…