あらすじ
北日本を支配する木賊組。組長のひとり息子だが、暴力を嫌う孤独な17歳の少年、木賊烈は、組の若頭でその侠義を慕われる黒羽周次に、憧れにも似た思いを抱いていた。だが、父の突然の死により、義母との確執や組員の烈への邪な欲望、血で血を洗う抗争が絡み合い、金と権力をめぐる男達の世界へと、烈を巻き込んでいく…。衝撃の「極道」小説!
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Posted by ブクログ
もう20年ほど前に同人誌で読み、今でも大切に置いている作品。
ヤ〇ザ物のJUNE。(BLではない)
烈の儚さと、周次の強さがとても対照的で、もちろん年齢差はあるので大人と子供という感じはありますが、愛に年齢は関係ありません!!きっぱり。周次の愛はどこか父親のような感じもあるので、年の差JUNEが苦手な方はちょっと無理かもしれませんが、決して支配欲にまみれたような関係ではないですし(もっと大きな愛情)、もちろんJUNE的要素は多分に盛り込まれていますが、烈の生い立ちからの話で、登場人物も多いので読みごたえのある作品です。性描写、暴力描写もあるので、少し心に痛みを伴う作品かもしれませんが、一度読めば忘れられない作品になることは間違いないと思います。