【感想・ネタバレ】「抗がん剤は効かない」の罪のレビュー

あらすじ

「抗がん剤は効かない」「がんは放置が一番」……こう主張する近藤誠氏の著書が、がん患者やその家族、また一般の人たちを惑わせています。それらを信じて、きちんと治療すれば治るはずだったがんの患者が、実際に命を落とすケースも出ています。本書は、がん患者はもちろん、これから罹患する可能性のある全ての人に、より正しい道を選んでもらうべく、近藤氏の主張のそれぞれを検証し、科学的に反論しています。がんは手ごわい病です。部位によって、個人によっても、辿る経過がまるで違います。とはいえ、長い月日をかけ、医師や研究者たちが病と格闘し、治療法も除々に広がっています。ネットをはじめ、さまざまな情報が世にあふれていますが、信じるべきは何なのか。がんになっても、より自分らしい人生を全うするためにはどうすればいいか。本書に、その答えがあります。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

血液ガンは抗がん剤が効く。固形ガンは効きにくい。
術後に、微小転移したがんを抗がん剤で殺す=再発を防ぐ。
転移したがんは、治癒の可能性が低い。抗がん剤で円見えさせる。
吐き気には、5HT3阻害剤、アプレピタントで抑える。外来で行える。
分子標的剤=新しいタイプの抗がん剤。

非浸潤がん=早期がん、上皮内がん、ステージ0。ガンもどき、と言われた。
各学会からがん診療ガイドラインが出ている。
海外のガイドラインもお勧め。PDN、NCCN。
厚労省の先進医療のページ、など。

早期がんですぐに治療を行わないことが推奨されているのは前立腺がんだけ。
余命告知は、生存期間の中央値。実際はバラバラ。

いま症状がでていなくても、転移していて治療の方法がない場合もある。治療を勧められない場合もある。
緩和ケアは、QOLを上げること。生活の質は人それぞれ。
がん情報で正しい情報にヒットする確率は50%以下。
標準治療とは、並ではなく最も優れた最善の治療。

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2022年10月24日

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