【感想・ネタバレ】Mr.プリンスの華麗な誘惑のレビュー

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作者買いです。

やっぱりハッピーエンドでした。
後半からだんだんエロさが、加速しているけれど、厭らしさはなかったです。
それぞれの視点から物語が、書かれているのが読みやすくてよかったです。

#胸キュン #アツい

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2022年02月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【※BL注意】

 両親を亡くして、親戚に引き取られたけれど、そこでもうまく行かなかった景は、両親の友人であった細小路に後見人として引き取られることになる。
 細小路は、同性愛者として有名ではあったけれど、景の父とは本当にただの友人関係で、景にも、後見人として接してくれていた。

 そんな細小路が景を連れていったのが、一流のセレブだけしか入れないという紳士クラブ『ヴィッラ・ロワイヤーレ』。
 当然、そこでも細小路の噂は広まっていて、見た目も美しい景は注目の的となる。
 そんな景に細小路が紹介したのが、欧州社交界のプリンスとも言われる大富豪・ロメオ。
 見た目も中身も完璧な彼に、ときめく景だったが、ロメオの方は、景のことを「細小路の恋人」と思っていて、見た目の美しさに息を飲んだものの、余り相手にしまいと考えていた。
 けれど、ロメオの友人であるジョナサンが景をローマ観光に連れ出そうとしたところから、話の流れが変わってしまう。
 自分自身も不慣れである土地を、景の美しさから案内を買って出たジョナサンに呆れつつも、ロメオも同行する事になってしまったのだ。
 ロメオは自分の気持ちがわからないままに、景のローマ観光に一日付き合うが、景への好感度は上がって行くばかりで……。

 一方の王子様然とした様子のロメオに景も徐々に惹かれていって……

 という話でした。
 水上先生特有の攻め受け両方の視点を行き来する書き方なので、どちらの気持ちがどれだけ進んで行ったのかがとても良く分かる書き方なので、面白く読めると思いますが、好き嫌いは別れるかなあ……と。
 自然にやってくれた方がいいのか、はっきりと登場人物の名前を書いて「こっからはこっちの視点だよー」って教えてくれた方がいいのか、については趣味が別れるところだよねー……というのは、水上先生の本を読む度に、私が毎回書いていることなので、そろそろ割愛しましょう。

 今回は、欧州社交界が舞台。
 相変わらずキラびやかな世界が舞台の物語を書かれる方で、今回の攻め様も、これでもかと、キラキラをまとっておられます。
 そこに迷い込んで来たのは、自分の美しさを自覚してない純粋無垢な子羊ちゃんって感じですけど、この子羊はただの食べられるのを待つ子羊じゃなくて、自分の言いたい事はしっかり主張出来るし、自分はともかく、自分がいいと思っている人のことを悪く言われると、牙を向いて反論出来る、賢い子羊です。

 そんな二人が徐々に惹かれあって行く……。
 まさしくシンデレラストーリーですね。
 でも、それがBLの王道の一つでもあるので、楽しく読めると思います。
 ただ、王道過ぎて突出するところがなかったので、この評価になっていますが、普通に読む分には楽しめると思いますよー。

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2014年08月29日

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