【感想・ネタバレ】たいがいにせえのレビュー

あらすじ

応仁の乱以来、33年も途絶えている祗園御霊会を復活すべく三左衛門は洛中を駆け回っていた。だが、協力を得られた町は半分ほど。さらに幕府と対峙する延暦寺からは横やりが。病に苦しむ孫から「祗園さんのお祭り、連れてって」とせがまれる三左衛門は、悪疫から都を救うための御霊会を復興出来るのか(「祗園祭に連れてって」)。降りかかる無理難題に挑む人々を描いた7つの短編。

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Posted by ブクログ

本書も面白い。丁度興味を持っていた鎌倉のこと、瀬戸内のこと、海賊が登場する編があること、それらを割り引いても引き込まれる。

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2010年10月12日

Posted by ブクログ

岩井さんは最近ちょくちょく読んでいる作家さんですが、この本はいまいちでした。
降りかかる無理難題に「たいがいにせえ」と言いたくなる状況を描いているのですが、どうもうまく伝わって来ません。
そういえば、今まで読んだこの人の本(「村を助くは誰ぞ」と「清佑、ただいま在庄」)はいずれも、そうした無理難題の解決に四苦八苦する人を描いた作品でしたね。
最後の短編「迷惑太閤記」は頑固爺さんを描いていて、これはなかなか良い感じでした。

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2016年07月30日

Posted by ブクログ

タイトルが気になって。
既刊の「難儀でござる」に引き続き、戦国時代に厄介事を背負い込んだ人々の苦労話短編集。

青岳尼の太平寺脱走にわけもわからず付き添う下女、村上水軍に怯えながらルイス・フロイスを密航させる事になった商船の世話係、有岡城の戦いで城主不在のまま篭城する妻女、などなど、史実エピソードの裏側の苦労人を描いています。

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2010年05月02日

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