【感想・ネタバレ】「南京事件」日本人48人の証言(小学館文庫)のレビュー

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Posted by ブクログ

いわゆる「南京大虐殺」と呼ばれる事件の存在について、当時南京にいた報道関係者、軍の尉官、佐官クラス、外交官等の日本人からの聞き取りによる調査をまとめたもの。非常に面白く読んだ。先の戦争を経験した人たちから直接話を聞ける世代として、私たちはもうギリギリになりかけているのではないか。歴史の中でもっとも伝わりにくいものが、事件を見ていた一般の人々の体験である以上、この聞き書きは意味のある労作だと思う。日本軍(特に陸軍)では将校であっても国際法の座学がほとんどなかったというなかで、捕虜の扱いに問題があったことは否めないとは思うが、膨大な量の死体を短期間のうちにどこに片付けられたのかという物理的な疑問はきちんと検証すべきだし、肯定派、否定派いずれもまず当時の証言を広く読む必要があるはず(少なくとも問題点の整理という点でも)。マニラ辺りで行われた裁判の本読んでもかなり杜撰な証拠調べが多い。どちらの視点に立つにせよ、まずは本を読んで自分の頭で考える必要があるのでは。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

南京攻略に参加した日本軍将兵・新聞記者・僧侶・作家などの民間人も含めた層から、聞き取り調査をした一冊。いわゆる南京大虐殺」の問題点(捕虜虐殺の疑惑・民間人暴行の疑惑)などを理解している方向け。初心者の方は、小林よしのり「戦争論」を先にどうぞ。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

南京事件当時南京にいた日本人48人のインタビュー集。
虐殺の定義が曖昧なまま、虐殺を見聞きしたか、と聞くのは手法として卑怯。
丸腰の捕虜を殺すのは虐殺ではないの?

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2011年01月24日

Posted by ブクログ

史料からでは無く、
現実にその場にいた記者等の
インタビューで構成された本。
事件当時の南京が落ち着いていた様子に、
まず驚かされる。

0
2009年10月11日

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