【感想・ネタバレ】四十路の悩み 女・三界画報のレビュー

あらすじ

【女三界に家なし】とは、女にとって落ち着ける場所などどこにもないという成語。結婚・出産を経験し子育て中の大田垣晴子が感じた、女ゆえのさまざまなモヤモヤ。巻末に未婚のプロ、ジェーン・スーとの対談を収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

四十路の女の悩みをいろいろ書いています。
どちらかというと愚痴エッセイですが、そうでないものもあったんだけれど……


もう、旦那さんが無理。
もともと、結婚話本でも暴力(胸倉つかむのは立派な暴力案件)振るってるし、名字の件でも義母さんが見事なダブルスタンダード(もう一人、子供はいる。自分は婿養子をとった、にも関わらず珍しい名字だから残したいくらいで、嫁の名字に合わせることは違う!的な『説教』……)に、本人が納得してるんだったらいいんだけれど、意外なタイプと結婚するのね、と思いましたが、もう今回の旦那の愚痴読んで、こっちがいやーな気分になってきました。
一番、もうだめだ、この人が出る限り本買いたくない、と思うくらい受け付けられなかったのが、
子供さんが公共の乗り物(指定席)の中を走り回って、「うるさいっ」と聞こえよがしに言われて「なんだと!」と激高して逆切れしている場面。
聞こえよがしのおっさんは確かに悪い。
堂々と「ここは追っかけっこする場所じゃないよ」なり、親に「子供さんに注意してください」と言えばいいじゃんとは思う。
でも、指定席で逃げられない場所で子供にはしゃがれたらいらいらする人は多いと思う。
勤務先のバーで小さい他人の子供が騒いでいても、ほほえましいと思うタイプでもなさそうだし。
なのに、謝罪より先に逆切れですか…読んでいて非常に不愉快でした。
でも、こういう旦那はけっこういてそれにいらいらする奥様もけっこういて、太田垣さんのとらえ方や気の持ちようなどは参考になるんだと思います。
恋人のときはそんな感じの描き方ではなかったのに旦那はやっぱり違うよなぁ。
それは、家族としてひとつの責任を持つからなのかもしれない。
子供についてもそう。

できれば、もう旦那さんは登場させないでほしいくらい、苦手になりました。
太田垣さんは旦那さんが変だと思いつつ、好きなことは変わりなく、彼に合わせているにも関わらず客観的な書き方でそこはやっぱり面白い。

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2015年01月22日

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