【感想・ネタバレ】恋獄紀 後宮に皇妃は飼われてのレビュー

TAMAMI / ゆえこ

超敏感体質ゆえ妓楼に売られる寸前だった春蕾を後宮に引き取った皇帝は、傲岸かつ冷血。気を失うまで快感を与え愛玩物のように愉しむなんて……。寵愛だけでは終わらない。ハードラブ系後宮物語!

[ブクログ · ★★★☆☆]

読み終えて、☆四つか三つか迷いどころでした。

というのも、前半はとても面白くて読むペースも速かったのですが、中盤辺りから、どうも最初のテンポの良さがなくなってきたというか―。
私がいちばん疑問に思ったのは、そもそも何故、ヒロインが秘薬に馴らされた身体だという設定が必要だったのか？
ということです。
そのために後宮に入れられたというなら判るのですが、冷酷な皇帝があくまでも彼女を囮に使うためだったというのなら、そういう設定は無用なような気がします。
やはりレーベル上、エロは必須ということでの設定だったのでしょうか。とにかくストーリー展開にはほとんど関係ないと思います。
最初が良かっただけに、半ばからは少し残念でした。