【感想・ネタバレ】“町内会”は義務ですか? ~コミュニティーと自由の実践~(小学館新書)のレビュー

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GGQと町内会にも触れていた

2016年には引っ越す予定と最後にあり、その引越し先での感覚は同じようなものなのでしょうか。
転出されたお二方が行事に参加、手伝ってくれる、の記事を読んで男性と女性の違いかな?とも。
町内会役員の経験者も未経験者も一読の価値あり。

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2018年06月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かったです。少なくとも、こういう論点の本はほとんど初めて読みました。ゼミで社会関係資本(ソーシャルキャピタル)について学び、その力を万能だと思っていた僕にとっては、斬新な切り口でした。
この本の中で示唆されている事って、かなり重要なことが多いのですが、紙屋さんはとてもおだやかな書き方でそれを伝えていて、とても読みやすかったです。

内容は、著者の実体験をもとに町内会の光と影について、説明がなされています。
町内の力、ご近所の絆、そういったものは震災以降頻繁に語られるようになり、ある意味では行政を超えるほどの効果があるように持ち上げられることも少なくありません。

実際、僕も地域の課題はそういった関係が解決することも多々あると信じています。

と、同時に、そういった絆が人々に負担を強い、プライベートを侵害し、悪影響を与えるということを忘れてはいけません。

そういった問題を回避するためには、町内会などの組織はあくまでもボランティアであって、適度に都合に合わせて距離をとれるようにしておくこと。現在のように行政の末端組織であるかのように振る舞い、住民を拘束するようなことはやめるべきだということです。

筆者は、町内会はボランティアでも十分にその役割を果たせるし、逆にそれで手が回らない部分は、当然行政が行うべきであると述べています。

この考え方は、行政がもういっぱいいっぱいで(お金的に)、住民にできることは住民にやってもらおうってなってる今日の流れには逆行する気がします。
でも、そもそも、行政ができないから住民に投げるという考え自体、かなり無理があるものだというのが著者の問題意識です。

行政に頼ることが現実的に難しくなっていく中で、住民にも過度の負担をかけないで社会関係資本のプラスの面を増幅していく、そんな仕組みを考えていきたいです。

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2015年06月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

義務ではありませんが、行政の下部組織かのような構図も垣間見えます(´・ω・`)
校区の自治団体協議会を見ると、行政が抱えている問題毎の組織が求められている
防犯
交通安全
衛星
環境
男女共同参画
青少年健全育成
社会福祉
・・・
町内会も役割を果たす意識になるし、行政も下請け(?)に卸すかの様に役割を背負わせる
リサイクルも環境委員会が行い行政が補助金を出すなど多くの活動に補助金がかかわる時代なのです

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2022年08月19日

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