感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
わかりやすく2014年までのビジネスモデルの流れがまとまっている
最新の本ではないというのが残念だが、それはどうしようもない
大量生産大量消費から徐々にパーソナライズされた求めに応じていく流れが書かれている
在庫を減らすリーン生産方式は目から鱗であったし、スピード感が求められているのだと非常に感じた
インターネットの出現によってゲームが大きく変わった
人の繋がりを生むことができるようになり、国を超えて提携できるようになったし、知の余りを生かせるようになった
またパソコンからのスマートフォンの流れで垂直統合から水平分散、そしてアップルの垂直統合の流れは非常に面白かったし、アップルのブランドとしての真髄を見た
オープンイノベーションをすることによってより良いものが生まれていくため、競争というよりかは業界全体で成長していくという心が大切だと感じた
日本企業は負けがちといわれているが、戦えている部分はあるし、そこにフォーカスすべきである、また負けてしまっている部分もあぐらを書いていたことやスピード感の欠如であるため、ここからの巻き返しを経営陣中心に考えたい
またスタートアップの際にはリーンスタートアップとして顧客開発と検証を大事にすべきであり、顧客がいないと意味ないので試してみてダメだったらピボットというのは面白く、納得した
Posted by ブクログ
本書は全史を謳うだけあり、昔のビジネスモデルから最近のビジネスモデルが網羅されています。また、歴史だけにとどまらず、これからビジネスモデルをつくっていくためのヒントもあり、新しい事業をおこすにはどうするべきかの参考になりました。
"新規事業に業績目標必達を求めるな。失敗からの学習こそを第1の目標とすべきだと断じました。なぜなら、既存事業に多い目標必達文化は大きな挑戦を阻害します。しかし、挑戦し失敗から学ぶことなくして、新規分野でのありえないからです。"
どうビジネスモデル革新を起こすのか?という章でスティーブブランクの言葉を紹介されており、これは印象に残りました。とにかく、挑戦し、失敗し、学んで、また挑戦する。その繰り返しでしかないんだろうなと。
Posted by ブクログ
一昨年、話題になった三谷宏治さんのビジネスモデル全史。今週末の三谷さんセッションに向けた課題図書。400ページ超、ようやく読み終えました。
ビジネスモデルとは何か、ビジネスモデルの草創期から、フリーミアムといった比較的最近のモデル、さらにはリーンスタートアップにも触れるなど、かなり幅広くカバーしていて、「全史」というタイトル通りの内容です。
個人的には、任天堂のファミコン・プラットフォームの話やアリババのビジネスモデル、あとクアルコムのQRDモデルは、実は十分理解していなかったので、非常に参考になりました。
ビジネスパーソンの一般常識として、知っておくべき内容だと思うので、若手の方にオススメの一冊です。
あ、いちおう気になった点をいくつか。
・ビジネスモデルとは、旧来の戦略的フレームワークを拡張するためのコンセプト・セットであり、その目的は多様化・複雑化・ネットワーク化への対応である。
・優秀な人材ほど、辞めてしまって社内に囲っておけない。だから企業がイノベーションを創出するには、多くの外部者とのコラボは必然的
・スタートアップにチームは2つだけでいい。商品開発と顧客開発だ(スティーブ・ブランク)
・顧客に価値を提供できないモノはすべてムダ