あらすじ
日本はいつまでアメリカの被保護国でいるのか。戦後一貫したアメリカの「ウィーク・ジャパン」政策のもと、憲法九条の矛盾や、安保条約が持つ片務性への改正は手つかずのままであった。それは日本側にも問題があった。保守本流の軍事アレルギーや、吉田ドクトリンに固執する体質を改善できなかったことである。しかし今、風向きは変わった。ブッシュ政権は「強い日本」を求めはじめている。対日政策の報告書「アーミテージレポート」でもアジア有事を想定し、日本の防衛力強化を促している。本書では、真の日米同盟を確立するための条件を明らかにし、日本が「普通の民主主義国家」となる道筋を照らしている。そのためにも、まずアメリカという国家の気質を理解しなければならない。「好戦的尚武の国」「ユニテラリズム」等々。さらに、戦後ドイツがいかに再軍備を実現させていったについても検証している。小泉政権における日米外交の方向性を示した必読の書。
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
本書では、真の日米同盟を確立する好機を見すえ、その条件を明らかにする。
日本が「普通の民主主義国家」となる道筋を照らした戦略論。
[ 目次 ]
第1章 ブッシュ政権と日米同盟のゆくえ
第2章 「ウィーク・ジャパン」派の論理
第3章 戦後日本の「過ち」
第4章 「普通の民主主義国家」である条件
第5章 フロンティア国家の気質
第6章 新たな日米関係に向けて
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