感情タグBEST3
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あ〜も〜!
好きだなぁ!
やっぱり!…そう思える一冊でした。
くっらい話からあっかるい話まで
一冊通して読んで
あのドロドロした暗澹たるお話の後に
こんなに爽やかな気持ちになれるもんかと 笑
あー、やっと携帯置いてお風呂入れるわー 笑みたいな満足感
さんかく窓の〜も読んでますが、沼の彼女に似てますね
運命の女の子。
怖い…でもなぜか彼女に共感してしまう。同情してしまう。
何もかも壊してしまいたいと心駆られて、衝動に支配される瞬間が私にもあるから。実行はしないけど 笑
なにかの後書きでいろんな怒りを込めて描いた、みたいな言葉があったけど、
現代社会で我々女性の置かれている立場というものは
弱かったり強かったり…しかもそれを押し付けられて。女性、という括りで語られることがとても多くて。
女は共感性の生き物だから集団で動いてるみたいに見えるんだろうけど
一人一人違う人間なんだよ、って…。
そんなことを、不意に思いました。
みんな幸せになぁーーれ!!!!
無敵は読みながら血の気が引きつつ目と手が離せなくなりました。
美鳥の視線、刑事さんの動揺の仕方
ひとつひとつの所作がのめり込ませられます。
2つめは、他のどの作品もそうだけど表情の描き方が特に秀逸!
「恍惚」って描けるんだ…
3つめ ヤマシタトモコさんのSFって貴重!
最初のページもヤマシタさんらしくなくて新鮮。笑
呪いが授けられるのが当たり前の世界、呪いが授けられなかった女の子、呪いを授け続ける人達…想像力すごい…
短編映画集のような1冊でした!
無敵は怖かったけど!笑
買ってよかった!
Posted by ブクログ
『きみはスター』と『不呪姫と檻の塔』が好きです。何度も読み返したくなる。『無敵』は読んでてぞわぞわしました笑
ヤマシタさんのファンタジーものは結構好みかも…
Posted by ブクログ
表題作がいい意味で不快だった。絵にすると内面の醜さが美人の顔にでてゆがむ。ヤマシタ先生この時は美人のホラーに凝ってたのかな。
きみはスターも中々…ゆかりちゃんのコンプレックスと歪みが。
不呪姫と檻の塔が一番好き。救われる。最後の方読んだときジブリだなと思った。前に先生がtwitterで言ってた「駿はいつでも望まないのに選ばれてしまった女の子と誰からも選ばれなかったけどその女の子だけからは選ばれた男の子の物語」だな。まさに。
Posted by ブクログ
ヤマシタトモコ先生の短篇集。表紙の女の子は最初の短編「無敵」に出てくる由里本美鳥ちゃん…この子がまた、すごく良いキャラクター!お話は、「ひばりの朝」を彷彿とさせるドロリとした陰鬱なサスペンス…なのだけれども、この美鳥ちゃんのおかげで全く違った仕上がりになっている。ただただ、美鳥ちゃんの美しさと強さをなぞる為に何度も見返したい作品。それ故か、シナリオ自体に面白みを感じなかったのが残念。内容で好きだったのは二個目の「きみはスター」。ヤマシタトモコ先生はどうしてこうも素敵な表情を描けるのでしょう。好きな人の好きな人に好かれることに、言いようの無い快感を抱く小高のあの恍惚の表情と言ったら!たまりません…。3つ目の「不呪姫と檻の塔」、SFや昔話の要素を上手く現代的に取り入れ、星新一のSSのような雰囲気すら感じられます。ラストシーンも映画のエンドロール後のようで素敵な余韻が残りました。ただ、真実の愛という言葉が少し重くて……呪が初恋の人の呪いを解くのだから、そのままで良かったんじゃないかな、と引っかかってしまいました。表紙の美鳥ちゃんがとにかく可愛くて装丁が綺麗なのでもうお気に入り確定です。