【感想・ネタバレ】あなたの中のリーダーへのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

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 声明は、目的と手段を混同してはいけないと説く。経済成長自体が国家目標であってはならない。目標はただひとつ、国民の幸せに尽きる。成長は幸せを求めるためにあるひとつの重要な手段なのだと。
 故に政治と行政は「社会経済発展に関するすべての努力の中心に人間を置くべき」と位置づけ、富の増加は幸福に直結しないと諭す。「幸せへの鍵は、人間が必要とするある程度の消費満足と、非物的満足感、特に情緒や、感情、精神的な満足にある」から、経済開発戦略は、物的な次元と非物的な次元のバランスを保つ中道にあるべきだと主張する。幸福を可能にする自然環境、精神的な文明、文化伝統、歴史遺産等を破壊し、そのうえ家族や友人、地域社会の絆までをも犠牲にするような経済成長は「人間の住む国の成長ではない」と断言する。(67頁)

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政権が民主党から自民党へと移り、アベノミクスと言われる
経済戦略がちまたでは騒がれています。
政府や行政やメディアに踊らされることなく、
自分自身のしあわせについて、自分自身が向き合い、
考えていかなければいけないと思いました。

本書は、世界銀行で組織改革に挑戦し続けた方の経験話なので、
こうせよ、ああせよ、といった内容ではありません。

西永氏の経験を読んで、最後の解説を読むと、すっきりします。
私は解説の方が心に響くことが多かったのですが、
まぁそれも、西永氏の経験話を先に読んだから、ということで(笑)
解説を抜粋するわけにもいかないしね。

ひとり一人の意識の改革が、組織改革なのだと思いました。

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2013年03月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

元世界銀行副総裁の著者が電気新聞に投稿したコラムをまとめた本。リーダーシップという視点だが、その視点は実に多角的だ。女性視点、経済視点、貧困世界視点・・・。著者の経歴からすると、ムズカシイ内容ではないかと思ったが、問題や課題を必死に受け止め進んでいく姿勢が分かりやすく書かれている。だからこそ、意思の強さと懸命さが強烈に伝わってくる。「本気で悩んでますか?余命わずかの告知を受けたような気持ちで?」というチャットメールの文言に、著者の「本気」の強さを感じた。
グータン国とも関わりが強く、現王だけでなく前王とのかかわりも強く、それが占める割合も多い。が、その中には漫画のようなコミカルなエピソードも添えられている

メモ)
・人間の耳はより好みをする。だから何度も繰り返さなければならない
・男女混合のチームは同性チームよりも観点が異なるため成長が大きい
・女性を見落とすのは人類の半分を見落としている
・世界銀行は戦後日本にも資金調達をしており返済はバブル崩壊前。
 新幹線も世銀の資金だった。また「グリーン車」は世銀が名付け親
・人事では職員だけを考えては足りない、職員の家族も考える
・「権力は腐敗する傾向を持つ」
・演説は「頭ではなくハート」
・パワースピーチ
 単刀直入に強く。最初の1分が視聴率最高。無駄な挨拶はしない
 清涼を下げる。静かな声に聴きいる
 専門用語は禁止。簡素に
 沈黙も語彙
 言葉で絵をかく。人間の脳は物語、実例、色に正比例
 テーマは一つ。複雑なテーマは無いに等しい
 終わりは感情を込める
 人に伝えたいという強い信念が何よりも大切
・ワークライフバランス問題の核心は部下の声を聴かない経営文化とTOP
・自由とは好きな事をする権力ではなく、なすべきことが出来る権利
・高齢化の何が問題か。年齢と人的資源は反比例か。考え方を変えねば
・グループとチームは違う
・ヴィジョンなければ戦略は生まれない
・男が作った組織文化、女性ではない。女性視点の必要性
・世のため人のためと動く事業は民間で起こり、政治と行政は後から追いかけてくるのが常
・組織の最高責任者が心得るのは「未来を感知する事」

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2012年09月09日

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