【感想・ネタバレ】日本版NSCとは何かのレビュー

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Posted by ブクログ

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「日本版NSCとは何か」と思ったら、一度読んでみるといい。
ただし、読むにあたって注意すべきは2点。
①筆者の経歴から考えて、米国NSCをモデルとすることは理解できるが、キッシンジャー、ブレジンスキーなど、我々が文献からうかがうことができる程度の「歴史の人」を理想とされても、具体的にわかるづらい部分がある。
②スノーデン事件の影響や、憲法21条の問題に言及していることはよい。ただ、その際に忘れてはいけないのは、いわゆる「親日派」と呼ばれる米国の人々も、日本が「民主主義的価値を共有しうる、米国にとってのパートナーだ」ということが前提であることだろう。

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2014年02月03日

Posted by ブクログ

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簡単な覚書として

 NSCとは国家中枢に位置する戦略的意思決定機関。
 本元の米NSCは1947年トルーマン大統領の下に発足。中心人物がSAであり、組織の価値はこの人物の器によるところが大きい。米NSCもまだ組織として多くの課題を抱えている。
 日本版NSCは冷戦終結後より取り沙汰されるようになった。ポスト冷戦における米一極支配の終焉に伴い、自立防衛志向を背景に議論が活発化。迅速な意思決定や情報収集力・分析力の統合能力に欠ける官僚機構の弱点を改善すべく2013年に安倍首相が創設。
 合議内容は主に外交・防衛計画の基本指針。
 NSCに課せられた使命は、権力を補佐しながらその暴走を抑制しつつ、日々、起こりうる事象に現実的、および長期的な視点をもって臨機応変に対処すること。

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2016年01月04日

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