あらすじ
超人気カウンセラーが直伝!
「しがみつく母」から解放される37のコツ
無理しなくていいのよ、失敗したら大変よ――。母親の“優しいアドバイス”をおとなしく守ってきた娘たちは、進学も、就職も、結婚も自分の希望を諦め、気がつけばいつのまにか「母親の介護予備軍」に……!
今、こうした「しがみつく母」から逃れられずに、母娘関係をこじらせたり、摂食障害やうつなどの症状で苦しむ女性が増加しています。
本書では、人間関係の悩み解消本でベストセラーを連発するカウンセラー・石原加受子氏がそんな娘たちに向けて、母娘関係・再構築のコツを提案します。
ああ言えばこう言う……。そんな親子の「しんどい会話」をリアルに再現しつつ、レッスン形式で解決策をコーチ!
<目次>
序章 なぜ、母と娘は「しんどい関係」になるの?
1章 人間関係の悩みのモトは、親子関係!
2章 「親子ならわかり合える」なんて、ただの幻想!
3章 「わかり合う」より、まず「認め合う」
4章 親子がわかり合えない本当の理由
5章 「親から心理的に離れる」レッスン
6章 「自分を責め続ける毎日」から卒業するレッスン
7章 母と娘が「自分の人生」を生きるために
<著者紹介>
石原加受子(いしはら かずこ)
「自分中心心理学」を提唱する心理相談研究所・オールイズワン代表。日本カウンセリング学会会員、日本学校メンタルヘルス学会会員、日本ヒーリングリラクセーション協会元理事。
著作『「しつこい怒り」が消えてなくなる本』『仕事も人間関係も「すべて面倒くさい」と思ったとき読む本』『仕事・人間関係 「もう限界!」と思ったとき読む本』ほか、ベストセラー多数。著書累計100万部突破を記録した、今、最も注目を集める心理カウンセラー。
感情タグBEST3
ぜひ読んだ方がいい!
心理本の基本であり、体感の難しい「自己肯定」や「自立」を
本書は、
実践しやすい内容で会話のレッスンが可能で、
読みながら効果を実感出来ています。
Posted by ブクログ
親子間の何かしんどいの根本が分かる本。親子関係だけではなく、夫婦、恋人、友人など広く人間関係に共通して使える考え方が学べました。
自分が幸せを優先することに罪悪感を抱くことは一切必要ない=自分中心の心理学
Posted by ブクログ
読んでよかった。
しかしもう20年早く出会えていたらよかった。
母と娘のつらい関係について、こうやって抜け出したらどうかと具体的な場面の設定と会話があげられて提案されている。そのシチュエーションはまるで「どうして我が家の会話がそのまま載ってるの?」というくらい私の過去にぴたりと当てはまっていた。こうやって返せばよかったのか、と正解を知るのと同時に、こういう会話はおそらく一般的な毒親持ちの家庭では日常的に行われているのだなと知ることもできた。
今のところ実母とは絶縁状態なのだが、いつか接する機会があった時にはここに書かれていることを思い出して会話をしてみたいなと思った。しかし実際にはお互いが「お前が変われ!お前が悪い!」と思っているので(まさに『他者中心』)、片方だけが変わってもしばらくはそれこそ「負けたような」つらい日々が続くのだろうなと思われる。そんな思いをするくらいなら関わらないでいる方がずっと自分が幸せなので、あえて試してみようとも思わないが。
もともと私は娘の立場として実母との関係性について読み始めた本ではあるが、読んでいると「親はこういう気持ちでこういう言葉を投げかけているが、本来ならこのように子どもに接した方がよい」という、親へ向けてのアドバイスも書かれており、自分の子供と接するときのヒントにもなった。
また「自分中心」という考え方は、対母親だけではなく距離感の難しい義理親との付き合い方にも応用できそうでもあり、「娘として」「親として」「嫁として」の振る舞いに役に立ちそうな本であった。
実親との関係についてはそんなに簡単に変われることではないだろうと思いつつ、今関わり合いのある人たちとは、ここに書かれているような会話例を実際に口に出したりして良い関係を築けるように練習していきたいと思う。
Posted by ブクログ
母と離れていればうまくやれるけれど、近くにいるとうまくやれない私に、友人が貸してくれました。普段は離れて暮らしているので興味本位で読んでいましたが、母が一週間ほど我が家に滞在したときに、また精神的限界を感じて、この本をまた熟読しました。
自分に必要なことが書いてありました。できるようになるまで何度も読み返そうと思います。他の著書も読んでみたいです。
Posted by ブクログ
AC関連本を数十冊読んでいるけれど
新たな発見があった本。実践していこう。
・自分を責めたり他人に憤ったりを四六時中考えているので心が疲れてヘトヘトになっている。
・失敗が怖い、反論できない、そんな悩みのモトは、はるか昔の「否定」や「拒否」の経験かも。
・自分を守ることに罪悪感はいらない
Posted by ブクログ
「他者中心」の生き方に疲れていないか? 読者が自問自答するきっかけになりそうな、思い当たる節がある具体的な事例が随所に。
日常の小さな問題の積み重ねが、やがて家族にとって大きな問題に変わることもあるという著者。不毛な会話の連鎖を断ち切るのは、「自分中心」の考え方なのか?
母と娘の関係をメーンとしているが、人間関係全般に気づきを与えてくれる。