感情タグBEST3
Posted by ブクログ
リコールが多発している現状の新たな技術課題
=見えない課題
⇒設計・開発の技術者が責任を持たなくてならない
温度⇒軟化⇒摩耗⇒粉末⇒飛散⇒コネクタ⇒接触不良
試作時 量産時
数 サンプル <<<量産
時間 評価時間 << 使用期間
分ければ分かる方法論 より
いじめればわかる方法(積極的に必要なデータをつくり出す
やり方)の方が効率的
目次
「品質王国日本」が新たにやらなければならないこと—まえがき
1章 品質疑惑がなぜ次々に起こるのか
—見えない不良とは何か
2章 信頼性にも「新旧交代」が当てはまる
—従来型モノづくりの限界
3章 「まさか!」をなくす技術はあるか
—「いじめれば分かる」方法論
4章 高品質と低コストの新しい基準
—「試せばわかる」方法論
5章 「常識的な自分」から段階的に抜け出す
—何が効率化を阻害しているのか
6章 日本で売れ世界で成功する製品の条件
—「本当のニーズ」に応えるために
Posted by ブクログ
品質工学の本質的な考え方が分かりやすく書かれてあっていい。歴史的背景から、具体的事例を通して理解できる。終わりなき評価テストと対策の話なんかは身に覚えがありすぎる。
Posted by ブクログ
全体的にエピソードもおもしろく、一気に読ませてしまう本ですが、2つほど気になる点がありました。
ひとつは、誤解を受けやすい表現が多いことです。たとえば、
再度確認しておくが、リコール増加自体は決して悪いことではない。本来のリコールの意義とは、供給者側が積極的に情報公開をして、事故などの社会的損失を未然に防ごうとしている活動である。その点では歓迎すべきことだ。
リコールが多いのは、メーカーの経営姿勢が健全さを保っている表れだ。また、社会的要求に基づいた技術課題が明確になっていることである。だから、技術力低下うんぬんという後ろ向きのとらえ方ではなく、次の時代への準備期間に入ったと前向きに考えるべきなのである。
要するに、ソフトウェアの不具合がまったくないという状態のほうが不思議であり、少しぐらい不具合があって当然なのだ。
そんなバカな、と思うだろう。しかしそうなのだ。その理由を一言で言えば、すべての組み合わせをチェックすることが不可能だからである。
といった書き方はいいたいことは理解できますが、やめたほうが良いと思いました。
二つ目の気になる点は、品質工学の(さらにいえば、田口先生の)主張と筆者の主張が混然一体となっていることです。
裏表紙の内容紹介に、
「品質工学」の考え方を、著者の実体験を豊富に盛り込み、専門家でない人にもわかりやすく解説していく。
と書いてあり、また、参考文献としてあげられてはいるものの、本文の中でもそのような断り書きが欲しかったです。
新書とはそのような売り方の本かもしれませんけどねー。
来週、安部田さんと、長谷部さんと私で一緒にご飯を食べようと言う話になっているので、真意を聞いてみようかな。
でも、ほとんど初対面なのであまり突っ込むことはできないだろうなー。
Posted by ブクログ
技術にも品質がある、と同じ著者のもう少し一般化した入門書。前半はイメージしやすかったが、後半はやや緩くなる。読者対象が違うためだが、主張がややぼやけてしまった。品質工学的アプローチで、より効率的?に技術案を選別し、製品化へつなげる。で、今後の新興国の追い上げに対抗しようということだろう。それは良くわかる。じゃどうすんの?というのを別書で学ぶ必要がある。自己事例に具体的にどう適用するかを考えるには、もっと突っ込んだ議論がいるので、その本をもう2,3冊探したい。
Posted by ブクログ
品質の確認は
いじめれば分かる
試せば分かる
壊れないかどうか 叩いてみるか
ということ
試した結果
見える不良と 見えない不良とになる
見えない不良をみつけるために
試した結果のデータの活用法
不良発見の
クレームを無碍にしない 相手の感情をも見える化して対応する
Posted by ブクログ
「○○力」という言葉は最近よく聞かれますが、この本では「品質力」という造語を使っています。著者の経験を通じて、品質=顧客の期待値、を作ることについていろいろな具体例やたとえを使って解説。登場するさまざまなエッセンス(品質と品種、品質とブランド、重要だが緊急でないこと、科学的手法と技術的手法、TQCとTQMなど)はエンジニアだけに必要なテーマではない気がする。科学的手法と技術的手法ってはじめて聞いた。
高品質を低コストで実現するひとつの方法として直交表を取り上げています(L9直交表)。1つの例を取り上げている程度で詳しい適用法などはありませんが、立体表現するというのが「直交する」「均一に存在する」という性質をとても直感的で、印象的でした。