【感想・ネタバレ】姉ちゃんは中二病4 女子高生ラノベ作家の憂鬱！？のレビュー

藤孝剛志 / An2A

黒神島から帰ってきた雄一たちの前に突然現れた、頭上に文字がない少女・桜崎もにか。彼女から明かされる雄一のソウルリーダーの秘密、そして世界観保持者の謎とは? やがて二学期が始まり、怪しげな女教師・真希那がクラスに現れると、世界はゆるやかに変質し始め……!? 念願の作家デビューをし、『異世界作家』となった加奈子が本領発揮の第4巻!!

[匿名 · ★★★★☆]

大胆な省略

夏休みの話を大胆に一旦省略したな。
結局何が有ったのかは後で語られたし、唐突に2学期突入の流れは、それはそれで面白かったけど。

アウターとやらが動き出して物語も面白い。

＃ドキドキハラハラ

[ブクログ · ★★★★☆]

　四巻は、部活の先輩を中心に据えた物語。これから本格的に、世界観保持者とアウターを物語の中心に据えていくのだろうか。
　そうした、ある種の決意の巻とも言える内容なのだけど、少し詰め込み過ぎな印象も残った。全体のまとまりは悪くないが、いくつかの陣営が十分に整理されてなくて、今回顔見せだけになったキャラも少なくない。
　その意味で、もう少し先輩に軸を置いて、彼女の心情や経緯にスポットを当てても良かったのでは、と思う。その点が詳らかにされていく過程がポツポツで、最後の良いシーンがちょっと弱くなっている気がする。

　というわけで、星四つと評価したい。