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Posted by ブクログ
徐々に一之黒亜梨子の体に侵食してきた、銀色のモルフォチョウ。
亡き親友・花城摩理の死後、亜梨子に取り憑いた“虫”はついに、
“かっこう”・リナ・ハルキヨの三人を呼び寄せる。
誰よりも強い“虫憑き”の証“一号指定”を受けた彼らが揃うとき、
亜梨子は摩理がモルフォチョウを自らに託した、その真相を見つける!
だがその直後、怒りに震えた摩理に身体を奪われてしまい――!
迷子の虫憑きたちが紡ぐ、緊迫の第7弾!
Posted by ブクログ
亜梨子は、大助をともなうことなくたった一人でハルキヨに会いにいき、彼を説得することを試みます。さらに、大助と二人で七那の依頼を受けて虫憑き退治をおこなうことになった彼女は、戦場に現われたリナを説得し、彼らの力を結集させるという、途方もない計画を打ち明けます。
後半は、病気の摩理の治療にあたっていた「先生」と呼ばれる青年研修医が、「三匹目」アリア・ヴァレィを身に宿し、彼を通じて摩理が虫憑きになるまでの経緯がえがかれています。
摩理と「先生」の関係をめぐるエピソードはいまさらの感もありますが、最終巻を目前にして、ようやくこのストーリーのそもそものはじまりが明らかになっています。