【感想・ネタバレ】サクラ咲くのレビュー

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『約束の場所、約束の時間』
『サクラ咲く』
『世界で一番美しい宝石』
若美谷中学と高校を舞台に3つの物語を紡いだ傑作集。

人が生きる上で、最も大切なものは何か?を問う一冊。

本書は若い読者向け。悠、朋彦、マチ、一平の物語。

二度と戻らないあの日、青春という透き通った日々の喜びや痛みを瑞々しく描く。

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2024年01月20日

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初めての辻村深月作品でした。
三篇それぞれの主人公は、どこにでもいる学生のひとりで、学生生活を送っていく中で様々な人と出会い、人間として一歩ずつ成長して行く姿がどこか眩しかったです。
心温まる素敵な物語でしたという、そんな言葉で片付けて仕舞いたくないような感覚です。

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2023年11月04日

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中高生の頃の繊細な心が表現されていて、夢中になって読んだ。中高生の頃はモヤモヤすることも多かったけれど、中高生にしか味わえない思いがたくさんある。


最初の1作目の内容がSFで驚いたけれど、3作全てを読んで納得した。この本のテーマの一つはタイムマシンなのかなと。過去から未来へと送る薬、本も過去の作者の思いを未来へ届けるタイムマシン。

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2023年09月21日

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最初は「狙われた学園」ばりのジュブナイルSFっていう感じで始まる。読み終わって、ぜーんぶつながって。。。
「約束の場所、約束の時間」は、タイムマシンを使って転地療養にやってきた持病持ちの悠くんと、若美谷中学陸上部の朋彦が、未来のゲームソフトと秘密の場所を通じて友達になる。同じ陸上部の美春も関わり、事件が起きて、二人を救うためにタイムスリップを使った悠くんは未来に帰ってしまう。ホログラムレターの入った銀色の筒を残して。
「サクラ咲く」は、引っ込み思案でイヤと言えない性格のマチちゃんが主人公。やらされた感で始まったクラスの役を通じて、陸上部のみなみ、恒河、同じ理科部の海野奏人らと友達になることで、楽しく1年を過ごし、ずいぶん変わっていく。それでも本を読むのが好きで、図書室に通う中で、借りた本に一言書いた紙が挟まっていることに気づき、分からない誰かと本に挟んだ紙を通じて交換日記のようなことをして、お互いにはげましあう。実は、そのメモを書いたのは、登校拒否になってた紙音で、みなでメッセージを書いて、学年最後の合唱に紙音が学校に来てくれるようになり、みんなで合唱ができた。みなみの陸上部のやさしそうな先輩が、朋彦と美春だったことにあとから気づく。
「世界で一番美しい宝石」は、若美谷高校の3人の男子が、映画同好会で初めて映画を作ろうとして、主演に3年生の立花さんにアタックする話。普段はあまり目立たない、もしくは目立つことが嫌いな3人が、立花さんが変わってしまったきっかけを作った3年生に立ち向かう所は良かった。図書司書の海野先生が奏人と結婚したマチちゃんで、主人公の一平の父母が製薬会社で研究している朋彦、美春なんだとわかり、恐れ入りました。朋彦は、悠くんの役に立つ薬を作り出すことに成功したみたい。間に合って良かったって。

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2023年05月27日

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学校、青春、友情、仲間、物語の読み終わりが温かい。3章それぞれの人物がつながっていたことに気づいたとき心にジーンとくるものが‥ 
「サクラ咲く」では文通を通して自分の気持の変化と相手の気持ちの変化が良い方へと導かれ言葉の持つ力を改めて感じさせる、本が好き、図書室という設定が辻村さんらしい作品でもっと他の作品も読んでみたいと思った。

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2024年05月06日

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辻村さんの青春もの。学生たちの話大好き〜。
最後の話で、お父さん…!てなって最高だった。ほんとに頑張ったのね。

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2024年04月24日

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これは中学生におすすめしたい本です。
学校って本当に嫌な場所。周りを気にせずそれぞれが自分にあった居場所を見つけられるといいな。

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2023年09月05日

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涙は出なかったけど辻村さんならではの短編だけど…があってキューンてなった。これは続篇欲しいなぁという感じ。新薬を朋彦が開発してくれた後の悠のその後が知りたいなー。

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2023年10月11日

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