あらすじ
大競争時代の昨今、勝ち残りを目指すマネジャーにはどんな条件が求められるのか?経営書ジャンルでは有数の人気を誇る著者が読者の素朴な疑問にズバリ切り込む。
【主な内容】
開講 なぜ、マネジメントには「沈黙は金」の瞬間があるのか
第一講 なぜ、「論理的」な人間が社内を説得できないのか
第ニ講 なぜ、マネジメントにおける「直観力」が身につかないのか
第三講 なぜ、「原因究明」によって問題を解決できないのか
第四講 なぜ、「矛盾」を安易に解決してはならないのか
第五講 なぜ、「多数」が賛成する案が成功を保証しないのか
第六講 なぜ、成功するマネジメントは「完璧主義」に見えるのか
第七講 なぜ、「成功者」を模倣することができないのか
第八講 なぜ、「経験」だけでは仕事に熟達できないのか
第九講 なぜ、「ベスト・チーム」が必ずしも成功しないのか
第十講 なぜ、「動かそう」とすると部下は動かないのか
第十一講 なぜ、「教育」しても部下が成長しないのか
第十二講 なぜ、「優秀な上司」の下で部下が育たないのか
閉講 なぜ、マネジメントは「アート」になっていくのか
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Posted by ブクログ
成長するマネージャーになるための12の心得が書かれております。
マネジメントをロジカルではなく、暗黙知・アートと語る部分がとても新鮮でした。
以下、印象に残っている部分を紹介します。
・マネジメントには暗黙知(言葉では言い表せない知識)の世界が存在
・企業とは、単純な論理では理解することができない複雑な生命体
→単純な論理に基づいた分析は、しばしば限界に突き当たる
→マネージャーに直観力や洞察力が求められる
・マネージャーは、「腹決め」は行うべきだが、精神の弱さからくる「割り切り」は、行うべきでない
・言葉に力を与えるものは、信念
・人間と格闘すること(相手を深く理解しようと努力を尽くすこと)
・部下からは上司のこころの深くが見えている
・マネージャーと部下の間に共感が生まれるときは、マネージャーが部下に共感したとき
・人材とは、人間が「育てる」ものではなく、自然に「育つ」もの
→成長の方法を伝える
→成長の目標を持たせる
→成長の場を創る