あらすじ
これまでは、高学歴層の就職先といえば大企業。しかし近年、会社の規模や知名度にとわられず「成長企業」を目指す若者が増えている。彼らが、大企業を蹴ってでも目指すのはどんな企業で、いったい何が彼らを引きつけているのか。東大、早稲田、慶応、一橋、東工大といった超上位校の若者と、中小の成長企業を結びつける人材会社「スローガン」の伊藤豊氏が選んだ企業5社を、『会社図鑑』『大学図鑑』で知られるオバタカズユキ氏が徹底取材。優秀な人材が集まる成長企業のいまと、脱大企業の最先端を行く若者たちの就職観・仕事観に迫る、渾身のノンフィクション。
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Posted by ブクログ
「地に足のついたベンチャー時代が到来した」。本書の主張を最後まで読んで、共感した。
「1999年にマザーズが開設され、ベンチャーにとって日本では流行らないと言われていた空気が変わり始めた。ITベンチャー第一世代が活躍するも、2005年のライブドア騒動等をへて10年かけて淘汰され、イケイケゲームではなく、もっと地に足の着いたベンチャー時代が到来した」ー(引用、要約)
その中から、テラモーターズ、Sansan、ネットプロテクションズ、フォルシア、クラウドワークスの5社を取り上げ、社長の生い立ちから起業に至る経緯、またそのような会社で活躍する若い社員の生い立ちにも触れている。
私自身は、大手企業に就職して20年近くが経過しようとしているが、終身就社をしたわけではない。改めて就職活動をするならば、自分はどのような道を選ぶのか、考えてみたいと思う一冊だった。