あらすじ
コンビニ前に集っている若者、公園で遊んでいる小学生、路上で生活する人々は「マヨヒガ」それを都市伝説、怪談、昔話、真実として認知していた。不思議と社会的なコミュニティの中でその名は一切語られず、知られていなかった。情報をまとめると、マヨヒガとは六、七歳の男の子、あるいは、そういう場所の名前。落としたり、失くしたりした物は相応のものと交換することで取り戻すことができる。マヨイガへの鍵は、袋小路である。神出鬼没の奇妙な少年・マヨヒガ。彼に会えば、失くしてしまった何かを取り戻すことができまる。たとえそれが亡き人だとしても。神か悪魔か――少年をめぐる、懐かしくも怪しい物語がはじまる。
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Posted by ブクログ
ライターは金平の孫。
大輝はライターの息子。
つまり、大輝は金平の曾孫にあたるはず…
それなのに金平に「なに失くしたんだよ」と問われて「あんたの孫だよ。俺の息子。」
ライターは、自分自身を探しに来たって事…?
どなたかこの謎解きの答えを教えてください。
Posted by ブクログ
そこに行けば、懐かしいものが手に入る。
子供の頃手放したおもちゃだったり、人だったり。
続いているような、続いてないような話。
一体誰がどこの位置で、どういう関係なのか。
半分も読んで行けば、多少分かってきますが
最後の最後まで、繋がりが分かりません。
あの話は? というものが突如出てきたりで
頭が混乱してきて、戻ってみたり。
ラスト、服のポケットの多さの謎に
驚くべきか、呆然とするべきか。
少々気になるのは、うすっぺら系の人が
何を代価としたのか。
分かるような、分からないような。
Posted by ブクログ
あなたは、番大事なものを失ってしまったらどうしますか。
一番大切なものと引き換えに、「無くした大切なものを取り戻すことが唯一出来る方法」がある。
それが「マヨヒガ」・・・
誰にだって、せつなくも、どうしても取り戻したい思い出や命がある・・・
あり得ないけれど、大事なものが戻るなら・・・
魔法の世界に取り込まれたジーンとくる1冊でした!