あらすじ
30年経っても愛される『クリィミーマミ』に学ぶコンテンツ業界を生き抜く知恵とは?
1983年に放送され、絶大な支持を獲得した『魔法の天使クリィミーマミ』。放送から30周年の今、数々の記念イベントやグッズが企画され、かつての魔法少女ファンたちを熱狂させている。
クリィミーマミを企画・制作したのは、今や老舗のアニメ会社の「ぴえろ」。その創業者が、制作の秘密からアニメビジネスの舞台裏まで語り尽くす!
カバー・扉イラストは、高田明美先生描き下ろし!『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の秋本治先生推薦!!「著者の布川さんはタツノコ時代の上司です(笑)。その頃から野望を抱いていました!(笑)」
ぴえろの礎となった『ニルスのふしぎな旅』『うる星やつら』『おそ松くん』『幽☆遊☆白書』から、最新のヒット作『BLEACH』『NARUTO-ナルト-疾風伝』まで老舗アニメ・スタジオ35年の軌跡が明らかに!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「パンプル ピンプル パムホップン、ピンプル パンプル パムホップン!」
この言葉、幼い頃によく口ずさんでいたらしい(笑)
クリィミーマミは、大好きで、鼻声で「としおー」と、モノマネまでしていた(笑)
懐かしいなーと、この本を手にとったら、驚いた。
幼い頃に見ていた多くの作品が、同じスタジオからうまれていたとは!
まさに、このスタジオに育てられたようなものだったことに気づいた(笑)
アニメの歴史が様々語られている本だと思う。
面白かった。
クリィミーマミ、久々にみてみたいなー。。。
Posted by ブクログ
「ぴえろ」創業者のビジネスエッセイ集
その昔、「うる星やつら」「クリーミィ・マミ」も視聴したファンであるが、現在深夜アニメファンである私には、「スタジオぴえろ」に思い入れはない。
このスタジオのビジネスモデルは、「著名原作コミックのアニメ化」という名の大手出版社に対する既得権維持である(集英社、ジャンプものが顕著)。
(著者も、営業のメインは夜だと明言されてもいる)
しかし、それは一般的ビジネスフローの文脈で解釈しやすいケーススタディなのだろう。
日経のチョイスは抜かりがない。
だからこそ、布川氏のアニメ業界への提言は、奇をてらわない内容ともいえる。
・国際化
・デジタル化への対応
増々、価格低廉化圧力がかかる懸案ばかりである。
なお、スタッフの労働条件改善は余り表面には出てこない。