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Posted by ブクログ
「喜嶋先生の…」を読んで、森博嗣を探した。シリーズものでなく一冊で完結するものということで、これに行き当たった。でも読み終えて思った。もしや…シリーズ化されてる?(笑)
理系にはこのワクワク感はすごく伝わる。しかし、4文字の暗号はあっという間に解けてしまったし、120年のカウント方法もおおよその見当はついてしまってから読み進めることになった。
でも、それでよかったのだ。解いてもらえるように作られた暗号だったわけだし、何よりも秘密は関わった人たちの胸の中でずっと守られてきたのだし。
謎よりも、ひとりの大昔の技術者の熱意のありかとベクトルにこそ目を向けてほしい 小説。それこそ工学博士・森博嗣の真意だと、理系は感じる。
面白かった。