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Posted by ブクログ 2017年09月22日
評価は5.
内容(BOOKデーターベース)
一軒家に住む早坂家の三姉妹。 再婚した父と義母、異母弟は、近所に住んでいる。 ちょっと複雑な家庭環境だが、お互いとても仲良く暮らしている。 しかし、長いこと知らなかった伯父の存在がわかったことで……。 それぞれが抱える問題に前向きに対処していく家族の姿を...続きを読む描きます。
データーベースを読む限り平和な一家の元へ転がり込んだ困った伯父さんが大暴れなのか?と思いきや、両親と伯父さんの過去が分かって皆が驚く・・・と言う以外と地味な内容。淡々と進んでいく三姉妹の会話や行動・・・・何よりも最後のエピローグが良かった。
小さかった陽君が高校生になり、皆それぞれ結婚して等々早坂家の未来が垣間見えて最後スッキリだった。
Posted by ブクログ 2014年02月04日
祖父の建てた一軒家でお互いとても仲良く暮らしているあんず、かりん、なつめの三姉妹。 再婚した父と姉妹のような義母、異母弟は、近所に住んでいてちょっと複雑な家庭環境だが、お互いとても仲良く暮らしている。 しかし、父と義母を新婚旅行に送り出し異母弟・陽を預かっている間に、訪ねてきた見知らぬ男性、それは...続きを読む長いこと知らなかった父の兄・伯父のだった。存在がわかったことで……。 それぞれが抱える問題に前向きに対処していく家族の姿を描く。「東京バンドワゴン」シリーズのように複雑な家族関係をさらりと……。
Posted by ブクログ 2013年07月28日
ほのぼのな題名からは想像もできないような、密度の濃い~内容でびっくりwそれにつけても、あいかわらず登場する人たちが、それぞれ魅力的で、重すぎる話を軽快に進めてくれる。こんな入り組んだ話を、さらりとした表現で書ききってしまう小路さんの頭の中は、いったいどうなっているんでしょう?w
Posted by ブクログ 2017年04月03日
家族もの、あっという間に読み終えた。三姉妹、家族間の色々問題もラストがハッピーエンドだと読後感がいい。エピローグで何年後かはどうなってる、っていうのも楽しめたけど長女と継母の関係が…っていうくだりはなかった方がよかったかな。
Posted by ブクログ 2013年01月20日
夏に何かが起こる早坂家。新たな生命の誕生も、愛する人との別れも、そして約20年、音信不通で三姉妹が存在自体さえ知らなかった伯父の出現で、平和に暮らす早坂家にさざ波が立つ。
全編温かな家族愛の物語だが、書き下ろしされたエピローグは評価が分かれるだろう。私には、誰かが傷ついたなら誰かが癒やすという家族の...続きを読む在り方を教えられた気がする。
健康体でも風邪はひく。いい人ばかりでも間違いはある。それを優しく癒やすのが家族愛だ。
Posted by ブクログ 2012年11月01日
よく考えれば結構ドロドロした内容なのに、何故か爽やかな物語に感じてしまうのが小路氏の筆力なんだろう。
三姉妹やそれぞれの彼氏達がみんなタイプの異なる魅力的な描かれ方をしており、読んでいて幸せな気持ちになる。「東京バンドワゴン」シリーズとは趣が異なりますが、こういった家族小説もいいと思います。
ただ、...続きを読む最後の章は不要だったかな。このせいでなつめ姉さんの印象が少し変わってしまった...
Posted by ブクログ 2012年09月22日
小路幸也の早坂家の三姉妹を読みました。
早坂家のあんず、かりん、なつめは仲のよい三姉妹です。
母親が早くに亡くなってから、父親は男手一つで3人を育ててくれました。
父親が再婚したけど、若い義母とも仲よく暮らしています。
ところが、そこにずっと音信不通だった叔父が訪ねてきたことから、父親と母親と叔...続きを読む父の過去が明らかになるのでした。
大人たちの暗い過去も三姉妹たちは受け入れていくのでした。
三姉妹とそれぞれの魅力的なボーイフレンドたちとのかかわりも描かれていて気持ちのよい物語になっていました。
Posted by ブクログ 2012年07月07日
良かった。こんなみんながみんなを思いあってる家族、恋人は素敵だと思う。
なかなか、話を引っ張ったわりに「やはり、そうか、なんだー」って感じではあるけど、そこもまたよし
Posted by ブクログ 2012年01月30日
このサイトで新しい作家と出会える事を、期待していましたが、早速の収穫です。「いい人」ばっかり出てくる家族物。東京バンドワゴンシリーズも楽しみだぁ。
全く知らなかった小路さん、しばらく楽しませてもらいます。
Posted by ブクログ 2024年01月23日
東京バンドワゴンの続きが未購入なので、代わりにこちらを。普段ミステリー中心に読んでいるせいか伯父さんと父の秘密にさほど驚かず、そんなに構えることだろうかと思ってしまった。小説の読み過ぎかな?どろどろの極みって訳でもないし、結果的に早坂家の絆は深まり家族も増えて堀田家予備軍のような雰囲気。「陽のこと...続きを読む」の章で起きたあることについては少し驚いたけれど。
姉妹って早坂家のように仲が良い家が多いのだろうか。姉妹のやり取り、憧れるなぁ。
Posted by ブクログ 2016年03月04日
登場人物は生き生きとしていて、一つ一つの話はよかったと思うが、男女の関係がくどい。特に親の世代は、出てくる人が皆ややこしいことになっているし、子の世代は一途な感じでもめ事もなくバランスが悪い、無理にバランスを取ろうとしたのか、わからないけど最後の話はいらないと思う。秘密がわかる場面で、次々と人が集ま...続きを読むってきて一気にわかってしまう展開、ドラマチックな演出なのかわからないけど、父親が来て「兄と話した」のあたりから一気に気持ちが冷めてしまった。ちょっと残念。
Posted by ブクログ 2015年05月09日
父親と暮らす三姉妹の昨日と今日と明日のお話です。それぞれ別々の個性を持った3人の女性が早坂家の幹となる陽ちゃんをやさしく見守りながら生きていきます。
家族のゴタゴタがあったりそれぞれ彼氏ができたりして早坂家を離れてまあまあ幸せに暮らします。人物描写が少しくどいと感じますが、まあ、もう一冊!というとこ...続きを読むろでしょうか
Posted by ブクログ 2013年07月06日
早坂家の三姉妹。長女あんず、次女かりん、三女なつめ。
父親が再婚したのを機にスープの冷めない距離に別居中。
その両親が新婚旅行中に三姉妹の前に突然現れた伯父。
父から存在さえ知らされていなかった伯父。
そこから三姉妹の心に芽生えた早坂家の謎。
面白かったです。
でも、最後の最後にあの展開は・・・
Posted by ブクログ 2012年10月04日
最後がちょっと嫌な感じ。もっと気持ちよく終わりたかったな。
全体的にゆるくて好きなのに、最後で?って。
狙いはわかるような気もするけど、残念。
Posted by ブクログ 2012年02月25日
そこらへんにいる家族の中に、思わぬ物語がある。
不自然につくられたものではなく、物の見方が人によって違うことを思えば、
解釈の違いで、いくらでも起こりうるだろうと思える自然な流れ。
登場人物がみな、魅力的だ。
それでありながら、醜いものも抱えている。
それを正当化して美しい物語にするのでは...続きを読むなく、ひとりひとりが自分の解釈で消化していく。
そういった、人の強さだとか、しなやかさが、とても美しいなと思う。
Posted by ブクログ 2012年02月23日
仲のいい三姉妹、うらやましい。
エピローグは描き下ろしみたいだけれど、要らないのではないかしら。
タイトルの「brother sun」は東京バンドワゴンにも関係するけれど、どんな意図でこのタイトルにしたのか知りたいところ!
Posted by ブクログ 2011年12月22日
さらっと読めて、幸せな気分にさせてくれる一冊。
その昔、青春小説とか、少女小説とか(吉屋信子まで遡らず!)
そんな風に言われるジャンルがあった。
まさに、あれを読んだ時の気分。
母を早くに亡くした三姉妹のもとへ、
ある日、伯父と名乗る人物が訪ねてきて……
次第次第に両親の秘密が明らかになるのだが…...続きを読む…
あ~、みんな、幸せで良かったね、お姉さんが欲しくなっちゃうね、
家族っていいね、そんな風に思える本。
ただし、エピローグはいかがなもの?
読者サービスの一環か?
私は蛇足のような気がするけれど……